経理の勉強方法とは?おすすめ4選をご紹介!

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・経理に興味のある方
・これから経理として働く方
・現役経理の方

立場は違えど皆様「経理の勉強方法」について調べたことがあるのではないでしょうか?

今回は経理としてレベルアップをするための勉強方法についてお伝えしていきます。

今回ご紹介する方法のどれか1つでもいいので実践して、経理としてキャリアアップをしていきましょう。

 

 

1. 資格の勉強

資格の勉強

1) なぜ資格の勉強がいいのか?

1つ目の勉強方法は王道ですが、資格の勉強です。

なぜ資格の勉強がいいのでしょうか?

経理の業務と一言でいっても、請求書や経費のチェック・帳簿の作成・決算業務・資金調達・財務面からのアドバイスなど、多様な業務があります。

分野が明確であればその分野に関する勉強をすればいいのですが、おそらく多くの人のは漠然と経理としてレベルアップしたいと考えているかと思います。

そのような場合には、経理として必ず必要となる知識が体系的に整理された資格の勉強はおすすめです。

最終的に経理としてどの分野に特化するにせよ、土台となる知識をしっかりと蓄えておくことは必要となります。

具体的におすすめしたいのが「簿記検定」と「ビジネス会計検定」となります。

 

2) 簿記検定

経理として最低限必要となるのが簿記の知識です。

簿記の知識なしに経理としてやっていくことはできないと言えるほど、経理にとって簿記は必須です。

近年は難易度が上がってきており、2級の合格率が10%~20%の間を推移しております。

既に実務を経験されている方であれば、そもそも簿記とは何か?といった点はクリアしているかと思われますので、3級と2級の併願を検討してみるのも1つの方法です。

勉強期間を短縮できるだけでなく、適度な負荷を自身にかけることができるためです。

簿記の併願については「簿記の併願(同時受験)はやめた方がいい??」も合わせてご確認ください。

 

3) ビジネス会計検定

簿記と合わせて経理の方におすすめしたいのが「ビジネス会計検定」です。

財務諸表などに記載される各財務数値を分析する知識が問われる検定となります。

経理と言えば単に経費などをチェックして期限にうるさい職種と思われている方もいるかもしれません。

もちろんそれも経理の重要な業務の1つなのですが、単なるチェック作業などは今後AIなどに代替されると言われており、今後の経理には作成した財務数値を分析して会社の課題を考え、提案する力が求められます。

安全性分析や収益性分析など、各財務数値を分析する上での基礎的な指標を学べるのがビジネス会計検定であり、今後の経理に求められる力となります。

経理とAIの関係については「経理はAIでなくなる!?人工知能に負けないためには??」も合わせてご確認ください。

 

2. 最新の会計情報をチェックする

最新の会計情報をチェックする

経理の勉強方法の2つ目は最新の会計情報をチェックする習慣をつけることです。

会計基準や会計に関わる制度の変更は定期的に行われており、今後の流れをいち早く把握して自社の会計処理の方向性を考えておくのも経理の重要な仕事です。

以下に最新の会計情報をチェックする方法を列挙しますので、さっそく取り入れてみてください。

 

1) 監査法人のサイトをチェック

まずおすすめしたいチェック方法は、会計のプロ集団である監査法人のサイトのチェックです。

トピックニュースとして最新の会計情報が掲載されております。

上場企業などで監査対応が必要な企業の経理であれば、監査法人とやりとりをする際に事前に情報を仕入れておいて、監査対応に役立てるのも良いでしょう。

新日本有限責任監査法人 会計情報トピックス

KPMG インサイト

 

2) 企業会計基準委員会(ASBJ)のサイトをチェック

次におすすめするのは日本の会計基準の設定主体である企業会計基準委員会(ASBJ)のサイトです。

会計基準に関する網羅的な情報を入手でき、また、国際会計基準の情報についても扱っているため非常に勉強になります。

企業会計基準委員会(ASBJ) インフォメーション

 

3) 金融庁のサイトをチェック

会計基準というよりは制度について情報がほしい場合は金融庁のサイトを見るのが良いです。

会計や財務と関係のありそうなトピックだけをざっと読んでみてください。

金融庁 トピックス

 

4) キュレーションアプリの利用

キュレーションアプリを利用するのもおすすめです。

キュレーションアプリとは、ウェブ上のニュースや記事の中からアプリ利用者の興味・関心に合うものを抽出してくれるアプリのことを言います。

Googleニュースなどのアプリでトピックとして「会計」「財務」「税務」などを登録しておけば、これらに関連したニュースを提供してくれますので非常に便利です。

ぜひ利用してみてください。

 

5) SNSをチェック

最後におすすめしたいのが、FacebookやTwitterなどのSNSを利用した情報収集です。

現役の経理や公認会計士などで最新の会計情報などを配信している人は多数いるため、友達なったりフォローしたりしてみてください。

メリットとしては上述の各団体のサイトの情報をさらに噛み砕いて解説してくれており、理解しやすくなっている点です。

逆にデメリットとしては、個人の主観が入っていたり情報の信頼性が不明瞭なため慎重な判断が必要となる点です。

最新の会計情報だけでなく現場の生の声やちょっとした実務のコツなども知ることができるため、気軽に始めてみると思いのほか効果があるかと思います。

 

3. 仕事ができる先輩・上司に聞く

仕事ができる先輩・上司に聞く

1) できる経理は勉強好き

3つ目の経理の勉強方法としては、同じ経理に所属する先輩や上司に勉強方法について聞いてみるという方法です。

ポイントとしてはあなたから見て「仕事ができる」人に聞くことです。

経理で仕事ができる人は総じて勉強好きです。

そしてただの勉強ではなく実務に活きる勉強方法を知っています。

簡単には教えてくれないと思うかもしれませんが、勉強好きな人は勉強した内容を誰かに披露したいと思っている人が多く、案外あっさりと教えてくれることもあるので、とりあえず気軽に聞いてみてください。

 

2) 先輩・上司に気に入られる

先輩や上司に勉強方法を聞くことにはもう1つメリットがあります。

それは先輩や上司に気に入られる可能性が高くなるということです。

やはり自分を慕って教えを乞いにくる後輩は可愛いものです。

もちろんただ聞くだけではなく、その方法を実践する必要があります。

先輩や上司からしてみても、後輩が自分と同じ方法で成長して自分が今やっている業務を任せられるようになったら、他の作業に時間を充てることができるため、お互いにメリットがあります。

 

4. 会社のビジネスを理解する

会社のビジネスを理解する

1) 経理処理だけを切り離しても上達しない!?

4つ目の勉強方法は自社のビジネスを理解することです。

経理と何の関係があるの?と思われたかもしれません。

経理が作成する会計帳簿はあくまで実際のビジネスを内部管理や外部公表するために数字に落としたものであり、ビジネスの内容を理解していないと仕訳1つ1つの意味がわからなくなってしまいます。

経理の作業だけを切り離してスキルを上げていっても、最終的には数字の裏にあるビジネスを理解していないとただの数字遊びをしているだけになります。

それでは具体的に会社のビジネスを理解する方法の例をいくつかご紹介していきます。

 

2) 営業のプレゼン資料を見る

1つ目の例は、営業がお客さんに見せているプレゼン資料を見てみることです。

自社のプロダクト(商品)についてその特性や他社との差別化ポイントなど、非常にコンパクトに要点がまとまっています。

もちろん営業用に少し誇張された表現になっていたり、マイナス点が記載されていなかったりしますが、それでも自社のプロダクトを理解するには非常にいい教科書となります。

入手が難しい場合もありますが、営業に配属された同期や経理部の先輩経由で入手してもらうなど、いくつかルートはあるかと思います。

 

3) 大口の取引先のホームページを見る

2つ目の例としては、大口の取引先(取引金額が大きい取引先)の会社情報をホームページなどで見てみることです。

経理なので取引先別の売上データなどは閲覧できるかと思います。

自社のビジネスを理解する上で取引相手の情報を理解することは重要です。

・どの業界か?
・会社の規模は?
・主要な商品は?
・主要な顧客は?

など、ホームページやウェブ上の記事などをチェックして調べてみてください。

 

4) 広告宣伝費の使途を把握する

広告宣伝費の内訳を見るのも会社のビジネスを理解する上では重要です。

広告宣伝費は人件費と並び費用の多くを占めることがあります。

広告宣伝費の内訳を見ることで、会社が売上を伸ばすためにどこに投資しているのかを把握できます。

製造業などであれば設備などの固定資産に投資するケースもありますが、小売業やサービス業などでは広告宣伝費が多くを占めることは珍しくありません。

・ウェブの広告(リスティング広告など)に投資しているのか?
・リアルな広告(駅中広告やパンフレットなど)に投資しているのか?
・テレビやラジオなどに投資しているのか?

など、広告宣伝費の内訳を把握することで、会社の戦略の一部を理解することができます。

 

5) 先輩・上司に聞いてみる

先ほど勉強方法を先輩・上司に聞いてみるという方法を紹介しましたが、その際にビジネスモデルについても聞いてみると理解が深まります。

できる先輩や上司であれば必ず自社のビジネスモデルを把握しているため、素直に聞いてみてください。

ただ、漠然と聞くのはNGです。

最低限は自分で調べて「私は○○だと思うのですが合っていますでしょうか?」「○○について調べてもわからず、教えていただけないでしょうか?」などの聞き方をしてみると良いかと思います。

 

6) 業界の情報をニュースや記事で仕入れる

自社が所属している業界のニュースを見て、業界動向について調べてみるのもビジネスを理解する上でおすすめです。

ビジネスは自社だけでなく業界全体の動向に左右されやすいため、業界全体の動向を把握しておくと季節のトレンドや最近のホットなトピックなどがわかります。

また、ライバル企業についても把握して調べておくと、より自社のビジネスに対する理解が深まります。

日経や先ほどご紹介したキュレーションアプリなどで調べてみてください。

 

5. 終わりに

経理の勉強方法について4つお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか?

自分に合いそうな方法はありましたでしょうか?

経理としてキャリアを重ねていく上で勉強は必要不可欠です。

逆に言えば、勉強すればキャリアを積み重ねることができます。

ぜひこの機会に勉強を始めてみてください。

 

6. まとめ

Point!

◆簿記やビジネス会計検定などの資格の学習。
◆監査法人のサイトなどから最新の会計情報の確認。
◆経理部の中で仕事ができる人に聞いてみる。
◆自分の会社のビジネスの流れを理解する。

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