経理の面白さとは?公認会計士が考える面白さベスト5!

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「経理ってなんだかつまらなさそう。。」

一度はこのような声を聞いたことがある人も、多いのではないでしょうか?

経理とは本当に、つまらない職種なのでしょうか?

いえ、経理は非常に面白い職種です。

そこで今回は、経理の面白さベスト5を、公認会計士でもある筆者が解説していきます。

 

 

1. 会社全体の数字を把握できる

会社全体の数字を把握できる

1つ目の経理の面白さとしては、「会社全体の数字を把握できる」ことが挙げられます。

営業やマーケティング、広報や人事など、どの部署も自分達に必要な数値は把握していますが、他の部署の数値を把握することができません。

つまり、会社全体の数字の流れを追うことができません。

一方で経理であれば、各部署から数値情報が集まりますので、会社全体の数字の流れを追うことができます。

例えば、以下のような質問に対して、自分の部署に関係のある事しか普通は答えられませんが、経理であれば全て答えることが可能となります。

・一番の大口の取引先はどこの会社で、今期はいくらの売上をあげているか?
・Webマーケティング施策として、いくらの広告宣伝費が発生しているか?
・広報活動として、どの媒体にどの程度の費用をかけているか?
・今期は採用活動にいくらのお金をかけて、何人採用できたか?

また、各部署にかかる費用と各部署の実績を勘案しながら予算を決定して、会社全体の数値をコントロールするのも経理の重要な役目となります。

数値をもとに会社全体のビジネスの流れを読みとり、予算を設定することで各部署の動きをコントロールしながら会社を動かしていくことは、経理の醍醐味と言えます。

以上より、「会社全体の数字を把握できる」ことは、経理の面白さとなります。

 

2. 白黒はっきりできる

白黒はっきりできる

2つ目の経理の面白さとしては、「白黒はっきりできる」ことが挙げられます。

経理が扱うのは数字であり、数字は誰が見ても共通の意味を持つ、客観的なものです。

例えば、1,000億円の売上をあげて500億円の原価と300億円の販売費及び一般管理費が発生している場合、誰が計算しても営業利益は200億円となります。

(営業利益については「営業利益・経常利益・当期純利益の違いは?」をご確認ください。)

計算した結果、営業利益が100億円となっていた場合は、100億円分どこかでミスをしており、その事実に議論の余地はありません。

このように、経理の業務は「間違いは間違い」「正解は正解」と白黒はっきりさせることができるのです。

また、会計上の論点が発生した場合、議論の余地はありますが、その場合でも会計基準などの従うべき原理原則があるため、最終的には白黒はっきりさせることができます。

資格試験の勉強や義務許育の勉強と同じで、1つの答えが用意されており、パズルを解く感覚で仕事ができるのも、経理の面白さと言えます。

以上より、「白黒はっきりできる」ことは、経理の面白さとなります。

★営業の場合は、、
経理と比較すると、営業は白黒はっきりさせづらい職種となります。

営業の場合どうやったらお客様に契約してもらえるのか、最終的に契約するまでわかりません。

万人共通の法則があるわけではなく、また、上司や同僚でさえ答えを知らないのが営業です。

1つの答えに毎回いきつく方が好きな人は、経理の方が向いていると言えます。

経理と営業の違いについては、「経理と営業はどちらがおすすめ?」も合わせてご確認ください。

 

3. 勉強した内容がそのまま実務に活きる

勉強した内容がそのまま実務に活きる

3つ目の経理の面白さとしては、「勉強した内容がそのまま実務に活きる」ことが挙げられます。

簿記の勉強や会計基準の勉強、あるいはExcelやITツールのノウハウの勉強など、経理は勉強した内容をそのまま実務に活かすことができる職種と言えます。

(経理の勉強方法については、「経理の勉強方法とは?おすすめ4選をご紹介!」をご参照ください。)

先述した通り経理の仕事内容は、白黒はっきり答えが出るものであるため、その答えを導き出すために必要なスキルも、他の職種と比べると明確化されております。

社会人になり多くの人が仕事に面白みを感じなくなる原因の一つに、頑張ってもその分だけ報われないことが挙げられます。

営業や人事の研修会に参加したからといって、必ずしも営業や人事としてすぐに成果が出るとは限りません。

しかし経理の場合は、勉強した分だけ経理としての実力が付きます。

やったことが報われるというのは、一度経験するとわかるのですが、非常に面白くクセになります。

一度クセになるとさらに勉強したくなり、結果としてさらに実力がつきます。

このループに比較的容易に入ることができるのが、経理の面白さと言えます。

以上より、「勉強した内容がそのまま実務に活きる」ことは、経理の面白さとなります。

★簿記のおすすめ通信講座
元簿記講座の運営者である筆者が、「講座代金」と「講座との相性」の観点から、おすすめ通信講座を以下の3つに絞り、メリット・デメリットについて解説してみました。

・クレアール
・スタディング
・フォーサイト

詳細は「簿記の通信講座おすすめ3選!合格実績よりも相性が大切?」をご確認ください。

 

4. グローバルに活躍できる

グローバルに活躍できる

4つ目の経理の面白さとしては、「グローバルに活躍できる」ことが挙げられます。

経理が従う原理原則である会計基準は、国ごとに違いがありますが、基本的な点は共通しております。

また、世界の会計基準の流れとして、国際会計基準(IFRS)に一本化しようという流れがあります。

つまり、経理のスキルは全世界で共通する部分が多くあり、一度身に付ければグローバルに活躍できることを意味しております。

言語の壁があり、そんな簡単にはいかないよ、、と思われるかもしれませんが、漠然と英語を習得しろと言われるよりも、経理に必要な英語を習得しようとする方が、はるかに楽です。

また、例えば「買掛金」は英語で「Accounts payable」というなど、経理特有の専門用語を覚えてしまえば、大抵の場合実務の内容は理解できます。

ただ、逆に言えばいくら英語ができても、経理としてのスキルがないと、グローバルに活躍することは難しいです。

グローバルに活躍するためにも、まずは経理としての基礎知識を身に付ける必要があります。

以上より、「グローバルに活躍できる」ことは、経理の面白さとなります。

★プログラミングもおすすめ?
経理のスキルと同時に、プログラミングも最低限身に付けておくと、よりグローバルに活躍できる可能性が上がります。

プログラミングは独自の言語が設定されておりますが、英語や日本語といったいわゆる国ごとの言語の違いに左右されることはありません。

どの国だろうが共通のプログラミング言語を使用することができます。

「VBA」「Python」「GAS」などは経理として覚えておいて損はありません。

詳細については「経理こそプログラミングを学習すべき4つの理由!」をご確認ください。

 

5. 経理の知識を仕事以外に活かせる

経理の知識を仕事以外に活かせる

5つ目の経理の面白さとしては、「経理の知識を仕事以外に活かせる」ことが挙げられます。

経理で習得した会計知識は、実務以外でも活かすことができます。

例えば、株式投資の際に、会計知識は力を発揮します。

トヨタの株に興味を持った場合、トヨタの財務諸表に載っている会計数値から会社の現在の状況を理解して、将来的に業績が上がるか否かを判断することとなります。

(株式投資の各指標については、「株式投資の指標(PER・PBR 等)を学ぶならビジネス会計検定!」をご参照ください。)

また、普段何気なく見ていたニュースについても、会計知識を駆使すれば、より理解が深まることが多いです。

単に「利益」と言った場合でも複数の種類があり、ニュースで今語られているのはどの利益のことなのか?その利益が意図していることは何なのか?などについて考えることができます。

さらに、将来自営業やフリーランスになり確定申告を行う場合も、会計知識は必要となります。

仮に税理士に頼む場合でも、少なくとも最低限の内容を理解していないと、本来できるはずの節税ができません。

このように、経理で得た知識は経理以外のことにも活かすことができ、普段の業務とは違った面白さを経験することができます。

以上より、「経理の知識を仕事以外に活かせる」ことは、経理の面白さとなります。

 

6. 終わりに

経理の面白さを5つ解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

一見地味に見える経理という仕事は、実は奥が深く面白い仕事です。

どうせ経理をやるのであれば、楽しみながら日々の業務に取り組んでいきましょう。

 

7. まとめ

Point!

◆会社全体のビジネスの流れを把握できる。
◆業務に1つの答えがある。
◆勉強を頑張った分だけ力がつく。
◆国境を超えて活躍できる。
◆経理の知識は株式投資などに活かすことができる。

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