ビジネス会計検定2級とは?挑戦すべき5つの理由

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・ビジネスには会計の知識が必要みたいだから、とりあえず簿記2級から取得しようかな。
・しかし、簿記の知識が本当に仕事に活かせるかわからない。
・そもそも簿記は経理のための資格ではないのか?

ビジネス会計検定は、そんな風に悩んでいるビジネスパーソンにうってつけの資格です。

簿記が財務諸表を「作成」する知識を測る試験ならば、ビジネス会計検定は財務諸表を「分析」する力を測る試験です。

実は、経理職以外のビジネスパーソンにとっては、簿記よりもビジネス会計検定の勉強をした方が、本当に仕事に必要な知識を身につけられます。

企業において財務諸表を作るのは経理の仕事ですが、財務諸表を分析する知識は、あらゆる職種にとって役に立てられる知識だからです。

ビジネス会計検定は3級から1級まで実施されていますが、本格的に仕事に活かせるレベルは2級以上です。

3級よりも実践的で、1級よりも易しい問題が出題されるのが2級です。

そんなビジネス会計検定2級とはどのような資格なのか?について本記事では解説していきます。

筆者の情報
・公認会計士
・監査法人➡経理に出向➡ベンチャー➡自営業
・ビジネス会計検定2級に一発合格した経験をもとに、ビジネス会計検定講座2級の講師も担当。
・紹介記事「公認会計士が語る体験談!

 

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1. ビジネス会計検定2級の出題形式と受験要項

ビジネス会計検定2級

ビジネス会計検定2級は、大阪商工会議所が主催している検定です。

2級では、有価証券報告書に記載されている連結財務諸表の項目や、計算構造について問われます。

さらに、キャッシュフローの計算や、企業の採算性をチェックする損益分岐点なども出題範囲です。

出題形式は4択か5択のいずれかによるマークシート方式です。

制限時間は120分。

100点満点であり70点以上取得すると合格です。

2020年度の受験要項は、以下の通りです。

 

■第27回試験

試験日:2020年10月18日
申込期間:8月12日~9月11日
受験票発送日:10月1日
成績票・合格証書発送日:11月26日

 

■第28回試験 

試験日:2021年3月14日
申込期間:1月6日~2月5日
受験票発送日:2月25日
成績票・合格証書発送日:4月22日

 

ビジネス会計検定2級の受験料は6,600円(税込)です。

受験資格には制限がなく、誰でも受験可能です。

受験地は、札幌・仙台・さいたま・東京・横浜・新潟・金沢・静岡・名古屋・京都・大阪・神戸・岡山・広島・山口・松山・福岡・より選択できます。

 

2. ビジネス会計検定2級の難易度

ビジネス会計検定2級の難易度

過去のビジネス会計検定2級の合格率を見てみましょう。

 

◆第26回試験では実受験者1,568人に対して合格者は852名で、合格率は54%。

◆第25回試験では実受験者1,850人に対して合格者は898名で、合格率は49%。

◆第24回試験では実受験者1,858人に対して合格者は892名で、合格率は48%。

◆第23回試験では実受験者1,671人に対して合格者は607名で、合格率は36%。

◆第22回試験では実受験者1,731人に対して合格者は704名で、合格率は41%。

◆第21回試験では実受験者1,494人に対して合格者は449名で、合格率は30%。

 

このように過去の合格率を見ると、30%から40%程度であるとわかります。

これは日商簿記2級の合格率よりも若干高めであり、決して難易度の高い試験とは言えません。

しかし易しいというわけでもないでしょう。

合格するためには、しっかりとした試験対策が必要な難易度です。

ビジネス会計検定2級で身につく知識は、実務に直結した会計の知識です。

試験対策を通じて、試験に合格するだけでなく、実際のビジネスの現場で活かせる会計力を身に付けることができ、費用対効果は非常に高いものとなっています。

ビジネス会計検定の難易度の詳細は「ビジネス会計検定の難易度・合格率は??」をご確認ください。

 

3. 勉強方法・勉強時間

ビジネス会計検定2級の勉強方法・勉強時間

すでに日商簿記3級やビジネス会計検定3級に合格している、あるいは会社で経理の仕事をしているなど、ある程度の会計知識がある場合、時間はかかりますが、独学での合格も可能です。

勉強方法としては、大阪商工会議所が販売している「ビジネス会計検定試験 公式テキスト2級」及び「ビジネス会計検定試験 公式過去問題集2級」を使用しての勉強が、基本となります。

大きな書店に出向けば購入できる商品ですが、もし販売していなければ、Amazonや楽天市場、Yahooショッピングでも購入可能です。

ビジネス会計検定2級公式テキスト&公式問題集
・公式テキスト2級 第5版
・公式過去問題集2級 第4版

 

公式のテキストと公式問題集を使って独学をする場合、必要な勉強時間は3級が約100時間2級が約200時間程度の勉強時間が目安となります。

(勉強時間・勉強期間の詳細につきましては「ビジネス会計検定試験の勉強時間・勉強期間はどのくらい??」をご確認ください。)

しかし、全くの初学者であり、会計の知識に乏しい人にとっては、独学での2級合格は厳しいでしょう。

そのような人は、まずは3級の合格を目指しましょう。

または、ビジネス会計検定対策を行っている、予備校を利用するのも一つの方法です。

★最短合格を目指すにはどうすればいい?
誰しもできれば、最短合格したいと考えるのではないでしょうか?
検定や資格はあくまで「手段」であり、本来は「目的」のために時間を使うべきです。

例えば、株式投資のために財務分析力をつけたいので、ビジネス会計検定2級を勉強するのなら、ビジネス会計検定2級を最短合格して、その分の時間を株式投資の実践にまわすべきです。

会計ショップのビジネス会計検定2級講座では、出題可能性の高い頻出論点に的を絞り、最短合格を目指せるように設計されております。
一緒に最短合格を目指しましょう!

 

4. 2級に挑戦すべき5つの理由!

挑戦すべき4つの理由!

1) 2級だとより実践的な力がつき、実務に活かせる

ビジネス会計検定2級の学習で得られる知識は、財務諸表分析の応用的な知識です。

机上の空論ではなく、実際のビジネスの現場で活用できる実践的なものです。

例えば、営業の際、取引先の企業を会計の視点で分析できたり、前期と比較してどのような財務状況なのか判断したりできます。

経理職であれば、財務諸表の作成だけでなく、より実践的な分析を駆使して自社の財務状況を分析し、事業の課題を発見&提案することができます。

このように、ビジネス会計検定2級の知識があれば、実務に活かせる知識が身に付けられるのです。

 

2) 3級を受けるなら2級も同時受験した方がお得!?

ビジネス会計検定は、3級と2級の併願(同時受験)が可能です。

ビジネス会計検定3級は、財務諸表分析の基礎を学ぶものであり、まだビジネス会計検定3級に合格していない場合は、まず財務諸表分析の基礎を固める意味でも、3級から受験するのがおすすめとなります。

そして、どうせ3級を受験するのであれば、3級の知識が前提となる2級も併願で受験する方が、効率的に学習を進めることができます。

3級と2級を併願することで、もし2級に不合格でも、3級に合格すればビジネス会計検定3級に合格した実績が得られます。

試験は年に2回実施されるので、もし3級のみの合格でも、半年後に2級にチャレンジすれば良いのです。

3級と2級の同時受験については「ビジネス会計検定は併願(ダブル受験)がおすすめ?」も合わせてご確認ください。

 

3) 就職や転職で評価されるのは2級から

ビジネス会計検定2級に合格していることは、企業への就職や転職の際に武器となります。

会計の知識はビジネスにとって重要ですが、多くのビジネスパーソンは会計の知識に乏しく、会計を理解していることが、差別化要因になるためです。

また、ビジネス会計検定の認知度もまだ低く、試験の合格者もまだ多くないため、市場にライバルが少ないとも言えます。

そこで、ビジネス会計検定の合格者であることをアピールできれば、業務に必要なスキルにプラスして、会計や経営の視点で仕事ができる人材として評価されます。

また、試験勉強で得た知識は、応募する企業の財務状態の分析にも活かせます。

このように、会計の知識は就職や転職活動を進めるうえでの、大きな武器となるのです。

 

4) 2級の知識は起業・独立後に役に立つ

ビジネス会計検定2級の知識は、経営者や個人事業主として事業を行うときにも役に立ちます。

経営者や個人事業主にとって、事業計画の立案や見直しの際に、財務分析ができれば、数字を使って客観的な見方で自分の事業を分析できます。

ビジネス会計検定2級の知識は、このような場面でも役に立つのです。

 

5) 株式投資にも役立つ

ビジネス会計検定2級では、連結財務諸表を前提とした財務分析知識を学べるため、理論上ほとんどの企業について、財務分析を行うことができます。

つまり、プライベートで資産形成のために株式投資を行う際に、より多くの企業を投資対象候補として扱うことができます。

収益性・安全性・成長性といった様々な切り口で財務分析を行い、株価の上がり下がりを予測する基礎的なスキルを身に付けることができます。

 

5. 終わりに

ビジネス会計検定2級についてざっと解説していきました。

簿記の試験と比べるとまだまだ認知度が低く、受験者も多くありませんが、ビジネスに役に立つ試験であることがおわかりいただけたかと思います。

すでにビジネス会計検定の3級に合格した人は、次のステップとして2級合格を目指しましょう。

2級に合格すれば、この記事で紹介した様々なメリットを得られます。

財務諸表を中心とした数字に強いビジネスパーソンは、企業内で高く評価されます。

ビジネス会計検定2級に挑戦して、仕事のできる社会人を目指しましょう。

 

6. まとめ

Point!

◆財務諸表の応用的な分析ができる。
◆毎年3月と9月or10月に実施される。
◆実践的な知識の獲得、3級との併願が効率的、就職・転職での評価、起業・独立や株式投資に役立つなどの理由から、ビジネス会計検定2級の取得はおすすめ。

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