電卓なんて一昔前のもので、今は誰も使ってないのでは?
経理として働く上で、電卓が必要かどうかまさに今悩んでる。。
こんな思いの人も多いのではないでしょうか?
私が過去経験した職場の体験から言えることは、監査法人の公認会計士達も、外資投資銀行の経理の人達も、ベンチャー企業の経理の人達も、みんな例外なく電卓を使用していました。
そこで今回は、経理でいまだに電卓が必要とされている理由と、おすすめの電卓についてお伝えしていきます。
1. 経理で電卓が必要とされる3つの理由
1) 手軽さ
1つ目の経理で電卓が必要とされる理由としては、「手軽さ」が挙げられます。
電卓が必要となるのは、数値を計算する時であり、他の手段としては、Excelやスマートフォンの電卓アプリなどが考えられます。
他の手段と比較して、電卓は手軽に操作することが可能です。
Excelの場合は、そもそもPCを起動して、Excelを起動する必要があります。
スマートフォンの場合も同様に、スマートフォンを起動して、アプリを起動する必要があります。
一方で電卓の場合は、普段作業する机の上に置いておけば、計算したい時は電卓をたたくだけで計算結果が出てきます。
また、持ち運びの際も手軽に持ち出すことができます。
以上より、「手軽さ」は、経理で電卓が必要とされる理由と言えます。
2) 直感的な操作性
2つ目の経理で電卓が必要とされる理由としては、「直感的な操作性」が挙げられます。
経理の作業には正確性はもちろんのこと、作業スピードも求められます。
そして作業スピードを上げるためには、ブラインドタッチが必須となります。
ここで、電卓とスマートフォン、Excelであれば、どれが一番ブラインドタッチしやすいと思いますか?
おそらく多くの方は、「電卓」と答えるのではないでしょうか?
これは、電卓の直感的な操作性が原因と考えられます。
パソコンを操作する際に、タッチパネルが普及しているのに、キーボードがなくならない理由と同じと言えます。
ブラインドタッチを行う上で、電卓の感触や音、ボタン配置が、人間の直感的操作に向いているため、電卓は経理に愛用されています。
以上より、「直感的な操作性」は、経理で電卓が必要とされる理由と言えます。
3) 資格・検定試験との親和性
3つ目の経理で電卓が必要とされる理由としては、「資格・検定試験との親和性」が挙げられます。
経理として働き始めてから、あるいは働き始める前に、簿記検定などの資格試験を受験された人も多いかと思います。
そして、簿記検定などの検定試験には電卓が必須であり、検定試験の勉強を通じて、電卓に慣れていき、結果として経理実務でも愛用されています。
「経理初心者がまずやるべき10のこと」でお伝えした通り、経理として働いていく上で、簿記の勉強は欠かせません。
であれば、簿記の勉強を通じて電卓の使い方をマスターした方が、効率的に経理の仕事を進めることができます。
以上より、「資格・検定試験との親和性」は、経理で電卓が必要とされる理由と言えます。
「簿記を学んで財務数値の作成過程はわかったけど、何も読み解くことができない。。」
「副業で株式投資をやるために、投資対象企業の財務数値を分析したい。」
もしこのように考えたことがあるのであれば、決算書を作成する簿記検定の知識と合わせて、決算書の分析スキルを磨くことができるビジネス会計検定もおすすめです。
より実践的な財務分析スキルを身に付けたい場合は、ビジネス会計検定2級までの取得がおすすめとなります。
各級の詳細については、以下をご確認ください。
・3級:「ビジネス会計検定3級が必要ない人とは?受験要項や難易度は?」
・2級:「ビジネス会計検定:いきなり2級受験がダメな4つの理由」
・1級:「ビジネス会計検定は1級まで取得する必要がある??」
2. おすすめはこの電卓!
それでは、具体的なおすすめ電卓について解説していきます。
今回おすすめするのは、実際に私が普段の作業やビジネス会計検定など資格試験の際に使用している、以下の電卓となります。
【学校用電卓 EL-G37】
SHARPから発売されている「学校用電卓 EL-G37」は、簿記や公認会計士試験の受験生にも定番の電卓です。
今回こちらの電卓を選んだ理由は以下となります。
・資格、検定試験でも使用できる。
・直感的に操作しやすい。
また、SHARPと並ぶ電卓二大派閥であるCASIOを好む人には、以下の電卓がおすすめとなります。
【スクール電卓 AZ-26S】
基本的な選定基準は先ほどと同様ですが、先ほどのSHARPの電卓と比べて、よりコンパクトであり、また、タッチした際の音が静かな電卓となっております。
上記2つの電卓を、好みに合わせて選んでみてください。
電卓としての機能だけでなく、パソコンのキーボードのテンキーとしても機能する、テンキー電卓もおすすめです。
テンキー電卓であれば、Excelを使用する際もテンキーとして使用でき、普段と変わらない速度で入力することが可能となります。
「テンキー電卓」で検索すれば、多数の電卓が出てくるかと思いますので、一度検討してみるのも良いかと思います。
3. 終わりに
経理に電卓が必要な理由と、おすすめの電卓について紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
おそらく当分の間は電卓がなくなることはないと思います。
まだこれからも活躍機会の多い電卓をマスターして、経理としてスキルアップしていきましょう。
4. まとめ
◆直感的な操作性。
◆資格・検定試験との相性。
◆おすすめは『学校用電卓 EL-G37』または『スクール電卓 AZ-26S』。