経理のやりがいとは?実は楽しい魅力のある仕事!?

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経理と聞くとすごい地味な仕事のイメージを持っている人も多いのではないでしょうか?

実は私も働き始めるまでは経理に対して地味な、あまり楽しくないイメージを持っていました。

しかし、経理は本当はとてもやりがいのある魅力的な仕事です!

そこで今回は、

・監査法人で外部から経理を見た経験
・実際に経理部で働き内部で見た経験
・営業など社内の経理以外の職種から経理を見た経験

これらを経験した筆者が経理のやりがいについて解説していきます。

(筆者の経歴については「公認会計士のキャリア:監査法人⇒ベンチャー⇒自営業の私の経験談!」をご参照ください。)

経理に興味のある方は経理の楽しさを事前に知っておくことで、今後のモチベーションにつなげることができます。

また、現役経理として働いている方は、改めて経理のやりがいを意識することで、日々の業務をより楽しむことができます。

 

 

1. 高い専門性

高い専門性

文系の人はスペシャリストではなくゼネラリストの職業に就くことが多いです。

そんな文系職の中でめずらしい高い専門性をもったスペシャリスト職が経理です。

経理として働くことで「会計」や「税務」などの高い専門性を身につけることができます。

それでは、専門性があると何が良いのでしょうか?

例えば以下のような点が専門性を持った場合の利点として考えられます。

・「誰でもできる仕事」ではなく「自分だからできる仕事」をすることができる。
・専門性を武器にキャリアアップしやすい。
・転職しやすく安定した働き口を確保できる。
・周りから専門家として見られる。

自分に本当に専門性が身につくのか心配になる方もいるかと思いますが、経理として働いていけば身に付きます。

専門性を身につけるためには一般的にその分野に1万時間を費やす必要があると言われております。

1日8時間・週休2日で経理の仕事を続けていけば、約5年で1万時間を経過します。

私の周りでも経理5年目ともなるとその分野の専門家と呼べる人達が多いです。(もちろん日々の業務への取り組み方にもよるので、5年で専門性を身につけられない方もいます。)

5年と期間を聞いて長いと思われるかもしれませんが、5年間仕事に打ち込めば一生もののスキルが身につくと考えれば悪い投資ではないかと思います。

余談ですが経理3年目あたりで伸び悩みを感じる方が非常に多く、ここをうまく乗り越えることができるかどうかが1つのポイントとなります。

この点につきましては「経理3年目の伸び悩みを克服する8つの方法!」も合わせてご確認ください。

 

2. 勉強した内容が実務に直結

勉強した内容が実務に直結

学生時代に、あるいは大人になってから勉強をした経験は誰しもあるかと思います。

明確な目的を持ってやった勉強もあれば、やれと言われたからやった勉強もあるでしょうが、皆様の経験上勉強した内容はどの程度仕事や実生活に活かされていますでしょうか?

おそらく多くの人が2~3割程度なのではないでしょうか?

明確な目的意識を持って勉強をしなかったことも原因の1つとして挙げられますが、それ以上にそもそも実務に活きる勉強というのはかなり少ないです。

そんな中で、経理においては簿記や会計基準・税法などの勉強で得た知識をそのまま普段の業務に活かすことができます。

ここまで学習した内容を実務で利用できる職種は少ないです。

キャリアアップのために上司に気に入られるような行動を取るなど、他の職種であれば不毛な行動を取らざる負えませんが、経理の場合は勉強して専門知識を磨くことでキャリアアップを図ることができます。

勉強好きな方は経理の仕事にやりがいを見出すことができるかと思います。

 

3. 実力勝負で年齢は関係ない

実力勝負で年齢は関係ない

前項でお伝えした通り、経理は実務経験に加えて勉強してきた知識で評価されます。

そのためいわゆる年功序列での評価を割と覆しやすい職種と言えます。

実力勝負で早くキャリアを積みたい方には非常に魅力的かと思います。

ただ、1年目は○○を任せて、2年目には○○を、、というように、各会社ごとに標準的なペースというものは設定されておりますので、自ら学習した内容を主張することも必要です。

主張しないと会社の標準的なペースでキャリアを積むこととなります。

また、多少大変でもいっきに実力をつけたいという場合は、ベンチャー企業や零細企業などの経理に就職・転職すると力がつきやすいです。

場合によっては一人で日次・月次業務から年次の決算業務まで全てを担当することになり、成長環境としては申し分ないです。

ベンチャーなどの場合は資金調達のために外部の銀行や投資家などとのやりとりも自分で行うことができるため、急速に成長できる可能性があります。

注意点として、トレードオフの関係で成長が早い環境と言うのはその分大変だという点も忘れずに頭に入れておいてください。

 

4. 働き方をコントロールできる

働き方をコントロールできる

経理の場合、月次・年次の繁忙期が予測でき、閑散期は定時帰りなどしやすく働き方をコントロールしやすい職種と言えます。

月初に各部署から前月のデータが一斉に送られてきて、それらをもとに会計帳簿を作成していくため、月初は繁忙期となります。

また、年単位で見た場合は、例えば3月決算の会社であれば、4月後半~6月前半あたりが繁忙期となります。

通常の中小企業であれば会社法に準拠して、上場企業などであれば金融商品取引法に準拠して財務諸表が作成されますが、会社法の会社であれば繁忙期は4月いっぱいまでが、金融商品取引法の会社であれば6月前半までが年次の繁忙期の目安となります。

事前に繁忙期のタイミングがわかっていれば月次、年次の予定が立てやすく、非常に働きやすい環境と言えます。

さらに、時短勤務や在宅でのリモートワークがしやすい点も経理の魅力と言えます。

会社によって、できるできないは異なりますが、仕事内容や量が他の職種と比べると割と明確であり、時短勤務でもやることをやっていれば問題ないケースが多いです。

同様に、経理の場合は作業内容が明確でその日その日でちゃんと作業をやっているのか否かをリモートでも判断しやすいため、リモートワークで通常問題となる「本当に時間いっぱい働いているのか?」という点も問題となりにくいです。

年次・月次での予定がコントロールでき、時短勤務やリモートワークなどの柔軟な働き方が可能な経理であれば、仕事もプライベートも充実した毎日を過ごすことが可能となります。

 

5. 答えがあるクイズゲーム

答えがあるクイズゲーム

営業などの職種は明確な答えがないことが多いです。

お客様や上司の気分次第や取引先の会社状況など、変数がたくさんあり明確な1つの答えがない場合がほとんどです。

一方で経理は会計基準や税法に沿った答えが必ずあります。

ある種のクイズゲームに近いです。

・会計基準や税法に沿ったあるべき会計処理
・実際に自社で行われている会計処理

この差を埋めていくのが経理です。

「全ての会社があるべき会計処理を行っているから実際は毎回今まで通りの仕訳を切っとけば問題ないんでしょ?」と思われる方もいるかもしれませんが、あるべき会計処理が行われていないケースはたくさんあります。

誤解を恐れずに言えば、どの会社でも必ず1つはあると言えるほどです。

会計とはビジネスを数字に落とす作業であり、前提となるビジネスモデルが日進月歩で変わっているため、それに追いつくように正しい会計処理も日々変化しております。

5年前に正しかった会計処理が今では正しくない(より正しい方法がある)といったケースが起こりえるため、あるべき会計処理をできていないことは多々あると言えます。

クイズやパズルなどが好きな人にとっては、ロジカルに答えが導き出せる経理は非常にやりがいがあります。

ちなみに、経理と同じくロジカルな答えがある職種としてはエンジニアがあります。

1つの答えを探し当てるという意味で経理とエンジニアという職種は親和性が高いです。

経理の単純業務の自動化は非常にニーズが高く、経理がわかるエンジニアやエンジニアリングがわかる経理は重宝されますので、両方とも学ぶのもおすすめです。

 

6. ビジネスを数字で追える

ビジネスを数字で追える

ビジネスの流れを売上や費用・収益などの数字で追っていけるのも経理のやりがいの1つです。

他の職種であれば自身の担当範囲の数字しか把握することができませんが、経理であれば会社全体の数字を知ることができます。

・どの商品がいくらで売れたのか?
・その原価はいくらだったのか?
・それを売るために広告費をいくらかけたのか?

などの情報得ることができ、ビジネスの一連の流れを数字で把握することができます。

利益がでていない商品や部署のどこに原因があるのかを分析するのもおもしろいです。

原価がかかりすぎているのか?かけた広告費に対して売上が伸びていないのか?人手をかけすぎて利益率が悪くなっているのか?など、自分なりの原因分析を繰り返すことで、ビジネスを分析する力がついていきます。

ビジネスを分析する力を養いたければ「ビジネス会計検定」の受験もおすすめです。

ビジネス会計検定については「国家資格並みに評価・評判が高い?!ビジネス会計検定」をご参照ください。

 

7. プライベートにも応用できる

プライベートにも応用できる

経理で学ぶスキルや知識はプライベートのお金の管理にも応用できます。

簿記を学ぶことで普段の家計簿にもその知識を応用できますし、税金についても基礎的な知識を学べます。(法人と個人では異なる点が多々ありますが、基本的な税金に関する考え方は学べます。)

また、お金の管理をする上で会計的な考え方は役立ちます。

例えば6ヶ月分の6万円分の定期券を買った際に家計簿上はその月に6か月分の支払い6万円を記入しますが、会計の考え方では効果の及ぶ期間に渡って費用を配分すべきという考え方があり、定期券の効果が及ぶ6ヶ月間に渡って毎月1万円ずつ費用として計上していきます。

こうすることで、特定の月に費用が偏ることを防ぐことができ、月ごとの収支をバランスよく管理できます。

さらに、個人的な経験ですが、経理で学んだExcelのスキルは普段何か計画を立てる際に役立っています。

将来のキャリアプラン設計から始まり旅行の計画や家計簿まで、Excelを使いこなせれば非常に便利です。

 

8. 職に困らない

職に困らない

経理は初めに述べた通り専門性が高く手に職をつけることができます。

そのため転職もしやすいですし、場合によってはフリーランスの経理として経理業務を受託することも可能です。

給料や働きやすさは企業ごとに当然異なり、必ずしも満足のいくものではない場合もありますが、働き口がないといった状況は防げます。

育児休暇や介護、病気などで一時的に離職していた方でも、経理として知識と経験を積んでおけば場所さえ選ばなければ復職しやすいです。

もし転職先が合わなければ再度転職をすることも可能です。

経理の求人は調べてみればわかりますが、たくさんあります。

また、経理の仕事は将来AIに奪われるのではないか?と不安な方もいるかもしれません。

そんな方は「経理はAIでなくなる!?人工知能に負けないためには??」をご参照ください。

 

9. 終わりに

いかがでしたでしょうか?

経理のイメージは変わりましたでしょうか?

経理はとてもやりがいのある魅力的な仕事ですので、この機会に今後のキャリアプランの候補に組み込んでみてください。

 

10. まとめ

Point!

◆ゼネラリストではなくスペシャリスト。
◆勉強した内容がそのまま実務に活きる。
◆年齢に関係なく実力で勝負できる。
◆柔軟な働き方ができる。
◆ロジカルに答えを導き出すパズルゲーム。
◆自社のビジネスを数字で理解できる。
◆プライベートで応用できるスキルを身につけられる。
◆転職・復職しやすい。

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