大阪商工会議所が主催するビジネス会計検定試験に向けて、勉強もしっかりと積み重ねていざ本番、、、
と思ったら、申込期限を忘れて受験できなかった。。。
そんな状況を防ぐためにも、今回は受験申込の方法について、解説していきます。
・公認会計士
・ビジネス会計検定講座講師
・大手監査法人→経理部に出向
→教育×ITベンチャー→自営業
1. 申し込み方法

まずは、『個人受験』の場合の、申し込みから合格発表までの、主な4ステップの流れについて、見ていきましょう。
STEP1:申込手続き
申し込み方法には、以下の3つがあります。
②コンビニ支払
③郵便振替
ビジネス会計検定申込(大阪商工会議所)より、各方法で申込が可能となっております。
STEP2:受験票の受領
申込書に記載した住所宛てに、受験票が届きます。
受験票が届かない場合のフォロー制度として、受験票未着問合せ期間を設けておりますので、該当する場合は必ずお問合せください。
STEP3:受験
試験当日は、以下のもの持参してください。
◆筆記用具
◆電卓
◆身分証明書
◆(会場によっては)スリッパ
*受験票の記載をご参照ください
電卓につきましては、全ての要件を満たし、かつ、万人受けする以下のSHARPのEL-Gシリーズがおススメです。

電卓の詳細については、「ビジネス会計検定の電卓はこれで決まり!小技2選もご紹介」をご参照ください。
意外に忘れがちなのが、「身分証明書」。
免許証などをいつも持参している人であれば問題ないのですが、そうでない人は注意が必要です。
ただ仮に忘れた場合でも、当日手続きをすれば受験は可能です。
私が受験した際も、試験会場の隣に運営本部が設けられており、身分証明書を忘れた場合に申し出れば、受験できる仕組みとなっておりました。
STEP4:合格発表
登録した住所宛てに、成績票・解答(1級論述式問題を除く)・合格証書(合格者のみ)が送付されます。

成績票が届かない場合のフォロー制度として、成績票未着問合せ期間が設けられています。
受験から合格発表までの過ごし方については、「ビジネス会計検定の解答速報の結果を踏まえ取るべき行動は??」をご参照ください。
なお、満点の場合は記念品が贈呈されますので、余裕のある方はぜひ目指してみてください。
(私が受験した際は、3級・2級共にPILOTの高級ボールペンが、満点の記念品でした。)
この他、 企業・学校・団体で『10名以上』で受験する場合、「ビジネス会計検定団体受験申請書」に必要事項を記載の上メールにて申し込むことで、団体申し込みを行うことができます。
ビジネス会計検定公式テキスト・公式過去問題集を10冊以上購入の場合、20% 割引で購入できるメリットがありますので、団体での受験を検討されている方はぜひご利用ください。
2. 各日程の期限

1) ビジネス会計検定の日程
以下に、第33回・34回の日程を記載します。
毎年大きく変更することはないため、各日程の期限は以下を参考にしてください。
ビジネス 会計検定 |
33回 | 34回 |
試験日 | 2023 10/15(日) |
2024 3/10(日) |
実施級 | 3級/2級 | 3級~1級 |
申込期間 | 8/18(金) ~9/7(木) |
1/12(金) ~2/1(木) |
受験票 発送日 |
9/26(火) | 2/20(火) |
受験票未着 問合せ期間 |
10/5(木) ・6(金) |
2/29(木) ・3/1(金) |
WEB成績票 照会期間 |
11/16(木) ~12/14(木) |
3・2級 4/11(木) ~5/9(木) 1級 5/7(火) ~6/4(火) |
合格証 発送日 |
11/24(金) | 3・2級 4/18(木) 1級 5/13(月) |
合格証未着 問合せ期間 |
12/7(木) ・8(金) |
3・2級 5/1(水) ・2(木) 1級 5/24(金) ・27(月) |
勉強を開始する時期に応じて、「1日にあたりの必要な勉強時間」が異なるため、現実的に可能な範囲を見極めて、試験の日程を調整してください。
ビジネス会計検定合格に必要な勉強時間や勉強期間の詳細は、「ビジネス会計検定試験の勉強時間・勉強期間はどのくらい??」をご参照ください。
2) 日商簿記検定の日程
また、ビジネス会計検定と同時受験を検討する人も多い「日商簿記検定」の日程は、以下の通りとなっておりますので、同時受験を検討する場合は参考にしてください。
簿記 検定 |
164回 | 165回 | 166回 |
試験日 | 2023 6/11(日) |
2023 11/19(日) |
2024 2/25(日) |
実施級 | 3~1級 | 3~1級 | 3~2級 |
*簿記検定の3級&2級は、ネット試験が随時開催されております。
3) ビジ会と簿記の違い
ビジネス会計検定と簿記検定の主な違いは、以下となります。
⇒財務諸表を「分析」する力を養成
*日商簿記検定
⇒財務諸表を「作成」する力を養成
詳細については、「ビジネス会計検定と簿記検定の共通点、相違点は?」もご確認ください。
3. 試験時間・受験料・試験会場

(1) 試験時間
◆3級・2級:2時間
◆1級:2時間半
*3級・2級は全50問で2時間(120分)なので、単純計算ですが1問あたり2分半以内で、解答する必要があります。
(2) 受験料
◆3級:4,950円(税込)
◆2級:7,480円(税込)
◆1級:11,550円(税込)
(3) 試験会場
以下から試験会場を選択。
◆北海道・東北:札幌、仙台
◆ 関東:東京、さいたま、横浜
◆北陸・中部:新潟、金沢、静岡、名古屋
◆関西:京都、大阪、神戸
◆中国・四国:岡山、広島、山口、松山
◆九州:福岡
短期間でビジネス会計検定に合格したいなら、会計ショップのビジネス会計検定講座がおすすめです。
頻出論点を短時間で講義するので、効率的に合格を目指すことができます。
・3級講義時間:約15分×20回
・2級講義時間:約20分×19回
・確認テスト、予想問題つき
4. 受験資格

ビジネス会計検定は、誰でも受験可能です。
また、いずれの級からでも受験可能であり、かつ、同時に連続する2つの級を受験することも可能です。
合格率は3級が「65%」、2級が「55%」となっていますが、受験資格制限がない分誰でも受験可能であり、お試しで受けている人もいることを考えると、実際の合格率はもっと高いことが予想されます。
比較的高めの合格率である一方で、非常に実用的な試験であるため、費用対効果が高い資格となります。
会計に馴染みがない人にとっては、合格率以上の難しさを感じることもあるため、各種対策講座を利用して、合格を勝ち取りましょう。
5. 終わりに

ビジネス会計検定の申し込み方法についてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
勉強をしっかりやっていたのに、申し込みを忘れて受験できなかった、ということにならないためにも、申込から合格発表までの各日程の期限をしっかり押さえ、本番に臨みましょう。
6. まとめ
◆第33回:試験日10/15(日):申込期間8月18日~9月7日。
◆第34回:試験日3/10(日):申込期間1月12日~2月1日。
◆誰でも受験可能(受験資格制限なし)。