ビジネス会計検定の例題10選で腕試し!

posted in: ビジネス会計検定 | 0

今回はビジネス会計検定のオリジナル例題についてご紹介させていただきます。

3級レベルの問題を5問、2級レベルの問題を5問の計10問ご用意しております。

全て基本的な問題ですが、試験本番でもこのレベルの出題は何問もあります。

簡単な問題をいかに落とさないかがビジネス会計検定試験合格のポイントとなります。

既にビジネス会計検定の勉強を開始されている方は実力試しに、これからビジネス会計検定の勉強を始めようとしている方は試験のレベルを見るためにぜひ利用してみてください。

 

ビジネス会計検定講座はこちら

 

1. ビジネス会計検定3級 例題

ビジネス会計検定3級

1) 例題1

問題

不良在庫が多額にあると、当座比率は高いが流動比率は低いという状況になる。

 

解説

×
誤り。当座比率は「当座資産÷流動負債×100(%)」で求められ、分子の当座資産とは流動資産から棚卸資産(商品、製品、仕掛品、原材料等)を除いた部分となります。 ここで、不良在庫が多額にあるということは棚卸資産が多額にあるということなので、流動資産から棚卸資産を控除した当座資産を分子とする当座比率の方が流動比率よりも低くなります。

 

2) 例題2

問題

財務レバレッジは、自己資本比率の逆数である。

 

解説


正解。財務レバレッジは「総資本÷自己資本×100(%)」で求められ、自己資本比率に逆数となります。

 

3) 例題3

問題

自己資本比率が低いということは、返済を要しない資金源泉の割合が高い。

 

解説

×
自己資本比率は「自己資本÷総資本(%)」で求められ、分母の総資本は「自己資本+他人資本」となります。 つまり、自己資本比率が高いほど返済を要しない資金源泉(自己資本)の割合が高く、長期的に財政状態が安定していると言えます。

 

4) 例題4

問題

各社のキャッシュ・フローに関する次の資料より、以下の文章の空欄( ア )と( イ )に当てはまる語句の組み合わせを選びなさい。なお、表中の+および-は、キャッシュ・フロー計算書の各活動区分の数値がそれぞれプラス値およびマイナス値であることを示している。

活動区分 A社 B社 C社 D社
営業
投資
財務

上記の4社を比較すると、資金繰りに注意が必要なのは( ア )であり、最も積極的に投資を行っていると判断できるのは( イ )である。

① (ア) A社 (イ) B社
② (ア) C社 (イ) A社
③ (ア) B社 (イ) C社
④ (ア) B社 (イ) D社
⑤ (ア) C社 (イ) D社

 

解説

正解②
A社:営業活動で稼いだキャッシュ以上の投資を行うために、銀行借入などの財務活動によりキャッシュを調達しております。健全な資金繰りのパターンと言え、また、積極的な投資を行っていて、( イ )の説明に最も適しています。

B社:営業活動で稼いだキャッシュと、保有資産の売却などの投資活動により回収したキャッシュを、借入金の返済などの財務活動によるキャッシュにあてています。負債を減らし財務体質の改善に取り組んでいるパターンと言えます。

C社:営業活動によるキャッシュ・フローのマイナスを、保有資産の売却などの投資活動によって回収したキャッシュや財務活動を通じて調達したキャッシュで補っております。したがって、資金繰りの観点から注意が必要で( ア )の説明に最も適しています。

D社:営業活動により稼いだキャッシュを、会社の将来の事業のために投資活動として投資するとともに、借入金などの返済などの財務活動などに充てています。健全な資金繰りのパターンと言えます。

 

例題5

問題

売上高売上原価率の上昇要因としては、商品の仕入原価の上昇や広告宣伝費の増加が考えられる。

 

解説

×
広告宣伝費の増加は、売上原価ではなく販売および一般管理費に該当する。

 

2. ビジネス会計検定2級 例題

ビジネス会計検定2級

1) 例題1

問題

連結財務諸表の作成にあたって、連結会社相互間の債権と債務とは、相殺消去される。

 

解説


正解。連結会社間で棚卸資産等を売買した場合、あるいは資金の借り貸しを行った場合、その取引に伴って個別の財務諸表に債権債務(売掛金と買掛金、受取手形と支払手形、貸付金と借入金等)が計上されることがあります。このような債権・債務は企業集団の内部取引によって生じたものなので、相殺消去されます。

 

2) 例題2

問題

損益計算書の当期純利益は、株主資本等変動計算書の資本剰余金の変動事由として計上される。

 

解説

×
誤り。損益計算書の当期純利益は資本剰余金ではなく、利益剰余金の変動事由として計上されます。

 

3) 例題3

問題

会計上の見積りを変更した場合、過去に遡って遡及修正をしなければならない。

 

解説

×
誤り。会計上の見積りの変更については遡及修正せず、将来に向けての影響を認識するという考え方が採用されております。

 

4) 例題4

問題

A社
親会社に帰属する当期純利益:150,000
自己資本:500,000
総資本:1,500,000

B社
親会社に帰属する当期純利益:200,000
自己資本:1,000,000
総資本:1,500,000

次の文章について、正誤の組み合わせとして正しいものを選びなさい。

(ア)ROEは3つの要素に分解でき、株主の立場から収益性を分析する指標である。
(イ)ROEは、A社の方が高い。

①(ア)正 (イ)正
②(ア)正 (イ)誤
③(ア)誤 (イ)正
④(ア)誤 (イ)誤

 

解説

(ア)正
正解。ROE(Return on Equity:自己資本当期純利益率)は「当期純利益/自己資本」で計算され、株主の立場からの収益性の指標であり、株主に帰属する自己資本の運用効率を評価する指標となります。また、ROEは、売上高当期純利益率(=当期純利益/売上高)と総資本回転率(=売上高/総資本)と財務レバレッジ(=総資本/自己資本)の3つの要素に分解することができます。

(イ)正
正解。
A社:(親会社に帰属する当期純利益)150,000÷(自己資本)500,000 = 30(%)
B社:(親会社に帰属する当期純利益)200,000÷(自己資本)1,000,000 = 20(%)
よって、A社の方がROEは高くなります。

 

4) 例題5

問題

固定資産として減損損失を認識する場合、簿価を回収可能価額まで減額し、その減額分を損益計算書上、減損損失として特別損失に計上する。この回収可能価額は、正味売却価額と使用価値のうち、いずれか低い金額とする。

 

解説

×
回収可能価額は、正味売却価額(売却による回収額=売却時価から処分費用見込額を控除した額)と使用価値(継続使用による回収額=将来キャッシュ・フローの割引現在価値)のうちのいずれか高い金額である。

 

3. 終わりに

全問解けましたでしょうか?

少し簡単な例題だったかもしれませんが、簡単な問題をいかに落とさないかが試験合格のカギですので、間違った問題はしっかり復習しておいてください。

会計ショップではビジネス会計検定講座や模擬試験をご用意しておりますので、ご興味のある方はぜひチェックしてください。

 

4. まとめ

Point!

◆誰でもできる簡単な問題を落とさないのが試験合格の秘訣。

ビジネス会計検定講座はこちら