中小企業診断士を目指す理由6選

posted in: 中小企業診断士 | 0

「他の受験生は何を目指して、何の目的で、中小企業診断士試験に挑戦しているのだろうか?」

中小企業診断士に興味を持った人であれば一度は、他の受験生が中小企業診断士を目指している動機について、考えたことがあるのではないでしょうか?

当然人によって、目指す理由は異なります。

ただ、他人の理由を知ることは、中小企業診断士という資格の価値を理解する上で、大切なことです。

また、他人の理由を知ることで、今まで気づかなかった自分自身の動機について、新たな発見があるかもしれません。

そこで今回は、中小企業診断士を目指す理由として、一般的に多いものを、6つ解説していきます。

自身の動機と一致するものがないか、確認してみましょう。

【筆者の情報】
・公認会計士のマツタロウ
・中小企業診断士講座の元運営責任者
・大手監査法人→経理部に出向
 →教育×ITベンチャー→自営業

 

 

1. 中小企業診断士を目指す理由6選

中小企業診断士を目指す理由6選

1) 経営知識を身に付けたい

1つ目の中小企業診断士を目指す理由としては、「経営知識を身に付けたい」ことが考えられます。

キャリアを重ねていくごとに、所属する部署や職種に求められる、特定のスキルは向上していきます。

一方で、会社の歯車として仕事をこなしているという気持ちが次第に大きくなっていき、会社全体の経営について学んでみたいと、このタイミングで考えるようになります。

また、部長などの一定の役職に就いた人は、会社全体の経営について理解する必要があり、さらに、取引相手が中小企業の社長となることもあるため、経営について学ぶことを会社から求められます。

ただ、経営について学ぼうと思っても、漠然としていて、何を学べばいいのかわからない人が、ほとんどかと思います。

この点、経営知識について体系的に学ぶことができる、中小企業診断士試験の勉強は、誰でも取り組みやすい方法となります。

以上より、「経営知識を身に付けたい」ことは、中小企業診断士を目指す理由となります。

 

2) 稼ぎたい

2つ目の中小企業診断士を目指す理由としては、「稼ぎたい」ことが考えられます。

会社員として働く中で、「今よりももっと稼げれば。。」と思うことは、誰しもあります。

ここで、現状よりも稼ぐ方法としては、例えば以下のようなものがあります。

・知識をつけキャリアアップして、給料を上げる。
・転職や他の職種へJOBチェンジをして、給料を上げる。
・資格を取得して、資格手当をもらう。
・副業を始める。
・独立する。

そして、中小企業診断士の資格は、上記のいずれの方法においても、有利に働きます。

キャリアップに必要な経営知識を学ぶこともできますし、一般的に高給取りと言われるコンサルティング会社への転職や、経営企画室などへのJOBチェンジの際にも、中小企業診断士の資格は役に立ちます。

また、中小企業診断士ほどの難関資格であれば、会社によっては資格手当を支給しているところもあります。

このように、稼ぐことと中小企業診断士の資格は、密接に結びついているのです。

以上より、「稼ぎたい」ことは、中小企業診断士を目指す理由となります。

 

3) なんとなく

3つ目の中小企業診断士を目指す理由としては、「なんとなく」が考えられます。

、、理由になってないのでは?と思われたかもしれません。

ただ、誰しも明確な目標を持って、勉強を開始できるわけではありません。

むしろ、なんとなく勉強を始める人の方が多いのではないかと思うくらい、「なんとなく」という理由は、一般的なものと言えます。

ここで、一口に「なんとなく」と言っても、以下の2つのケースが考えられます。

・本当は理由があるが、言語化できていない。
・本当になんとなく目指している。

なんとなく目指すこと自体に、大きな問題があるわけではありません。

ただ、「中小企業診断士試験の難易度・合格率は?」でお伝えしている通り、中小企業診断士試験は非常に難易度の高い試験です。

そのため、モチベーションを保つためにも、中小企業診断士を目指す理由は明確な方がよく、単に言語化できない場合は、自分の言葉で言語化した方がいいです。

以上より、「なんとなく」は、中小企業診断士を目指す理由となります。

 

4) 社外の人脈を増やしたい

4つ目の中小企業診断士を目指す理由としては、「社外の人脈を増やしたい」ことが考えられます。

会社員として、社外の人脈の必要性を感じたことが、誰しも一度はあるのではないでしょうか?

社外の人脈を持つ利点としては、例えば以下のようなものが考えられます。

・ロールモデルを見つけることができる。
・外部の専門家の助けが必要となった際に、見つけやすい。
・最新の業界動向について、リアルな声を聞ける。
・仕事で困った際に、お互いに助け合える。

ただし注意が必要なのが、「自分も何者かになる必要がある」という点です。

類は友を呼ぶと言いますが、何者でもない自分が作れる人脈というのは、大した人脈ではありません。

自分と同じく、ただ単に人脈を作りたい人同士が集まるだけで、終わってしまいます。

この点、意味のある人脈を作るための1つの方法として、士業の肩書を取得する方法があります。

「○○さん」では会ってくれなかった人が、「中小企業診断士の○○さん」となった途端に、会ってくれることも考えられます。

また、「中小企業診断士のメリット・デメリット4選!」で解説した通り、中小企業診断士は横のつながりが非常に強く、互いに人を紹介し合うことで、人脈を作りやすい士業となります。

以上より、「社外の人脈を増やしたい」ことは、中小企業診断士を目指す理由となります。

 

5) 独立・起業したい

5つ目の中小企業診断士を目指す理由としては、「独立・起業したい」ことが考えられます。

これからの時代は、会社からもらう給料に依存する働き方から、個人人の力で稼いでいく働き方に、シフトしていくと言われております。

副業も1つの方法ですが、その延長線上に独立・起業を見据えている人も、多いかと思います。

この点、中小企業診断士の資格があれば、経営コンサルタントとして独立することが、可能となります。

また、中小企業診断士試験で身に付けた経営知識や論理的思考は、事業を企画・運営する手助けとなるため、独立・起業の際に大いに役立ちます。

さらに、中小企業診断士という資格を使って広げた人脈は、独立・起業のときにこそ活きてきます。

以上より、「独立・起業したい」ことは、中小企業診断士を目指す理由となります。

(その他、独立におすすめの資格については、「自営業に役立つ資格とは?ビジネス会計検定・簿記・FP」も合わせてご確認ください。)

 

6) 地元の中小企業を支援したい

6つ目の中小企業診断士を目指す理由としては、「地元の中小企業を支援したい」ことが考えられます。

都心に人・モノ・金といった経営資源が一極集中化する一方で、地方の中小企業の中には、厳しい状況に立たされている企業も多いです。

そのような経済情勢の中で、自分が生まれ育った地元の中小企業を助けたいという思いから、中小企業診断士を目指す人もいます。

地元の中小企業診断士の社長には、同じ地元出身の人も多く、一度つながりを持つことができれば、別の会社を紹介してくれるのも、地方ならではの利点と言えます。

役所などの公的機関と連携しながら、中小企業診断士として活動することも考えられます。

以上より、「地元の中小企業を支援したい」ことは、中小企業診断士を目指す理由となります。

 

2. 目指す理由は変わっても問題ない

目指す理由は変わっても問題ない

前述の中小企業診断士を目指す理由は、あくまで勉強開始時点のものを想定しております。

ここで覚えておいていただきたいのは、中小企業診断士の勉強を進める中で、また、中小企業診断士として働く中で、将来像が変化して目指す目標が変わることは、当然のことだということです。

「地元を支援する目的だったけど、経営コンサルタントとして独立して、バリバリ稼ぎたくなってしまった。。。」

といったように、途中で目指す理由がが変わったとしても、何も恥じることはありません。

その時その時の気持ちを大切しましょう。

 

3. おすすめ中小企業診断士講座

おすすめ中小企業診断士講座

それでは最後に、おすすめの中小企業診断士講座について、お伝えしていきます。

 

1) 合格するためには何が必要?

そもそも中小企業診断士試験に合格するためには、何が必要なのでしょうか?

合格に必要な主な要素としては、以下の3つが考えられます。

・予備校の利用
・効果的な勉強法
・効率的な勉強法

まず、「中小企業診断士の独学は無理?独学を選ぶ前に考えるべき4つのこと」でお伝えしている通り、独学での合格も不可能ではいですが、勉強期間の長期化合格可能性の低下が考えられるため、基本的には予備校を利用すべきと考えられます。

また、ただテキストを読み上げるような勉強法は、効果的ではないので避けるべきです。

さらに、最低限1,000時間程度の勉強時間が必要な中小企業診断士試験において、いかに効率的に勉強して勉強時間を短縮するのか?といった点も、必須の要素となります。

 

2) おすすめはスタディング

以上を踏まえた上でおすすめしたいのが、「スタディングの中小企業診断士講座」です。

スタディングでは毎年多くの合格者を輩出しており、短期合格者の勉強法を徹底的に研究することで、より効果的な勉強を可能とする講座設計となっております。

また、スマホでの勉強に最適化されており、スキマ時間で勉強でき、効率的な勉強も可能となっております。

多くの資格講座を扱うスタディングの中でも、社長自らが講義を行っている中小企業診断士講座は、おすすめの講座となります。

★おすすめ通信講座
中小企業診断士講座の元運営責任者が、以下の7つの通信講座のコストパフォーマンスを比較して、おすすめ2つのメリット・デメリットについて解説してみました。

・TAC
・スタディング
・診断士ゼミナール
・クレアール
・LEC
・アガルート
・フォーサイト

詳細は「中小企業診断士の通信講座おすすめ2選!元講座運営者が比較します」をご確認ください。

 

4. 終わりに

中小企業診断士を目指す理由についてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?

中小企業診断士を目指す理由は、人それぞれです。

他の人の目指す理由を参考にしながら、今一度「なぜ中小企業診断士を目指そうとしているのか?」といった点について、考えてみてください。

 

5. まとめ

Point! ◆経営知識を獲得したい。
◆今より稼ぎたい。
◆なんとなく目指している。
◆社外のつながりを増やしたい。
◆独立・起業に活かしたい。
◆地元の中小企業診断士を支援したい。

中小企業診断士講座おすすめ2選 >>