ファイナンシャル・プランナー2級の難易度・合格率は?3級と何が違う?

posted in: FP | 0

ファイナンシャルプランナー3級を合格された皆様が、次に目指すファイナンシャルプランナー2級。

級が上がったので何となく難しくなることは理解していても、実際どの程度の難易度なのかはわかっていない方も多いかと思います。

そこで今回は、ファイナンシャルプランナー2級の難易度について解説していきます。

また、2級と3級の違いや、2級合格のためにおすすめの勉強法6選についても紹介しておりますので、ぜひご一読ください。

【筆者の情報】
・公認会計士のマツタロウ
・FP3級&2級合格
・前職でFP講座の運営責任者を担当

 

 

1. ファイナンシャルプランナー2級の難易度は?

ファイナンシャルプランナー2級の難易度は?

1) FP2級とは?

FP2級とは、FP3級を合格することで受検資格を得ることができる、ファイナンシャルプランナーとしてより実用的な知識を習得するための試験となります。

 

① 試験範囲

3級と同様に、以下の6科目が試験範囲となります。

1. ライフプランニングと資金計画
2. リスク管理
3. 金融資産運用
4. タックスプランニング
5. 不動産
6. 相続・事業継承

また、大枠として4択形式の「学科試験」と事例形式の記述式問題である「実技試験」の2つのから構成されております。

 

② 試験日程

FP2級は年3回開催されております。

(試験日程については「ファイナンシャルプランナー:2020年試験日程」をご参照ください。)

 

③ 主催団体

試験の主催団体としては、「日本FP協会」と「きんざい」の2つがあります。

受検生は「日本FP協会」または「きんざい」のうち1つを選択して申し込みをすることとなります。

学科試験は「日本FP協会」または「きんざい」のどちらを選択しても、出題される問題は同じですが、実技試験については以下の5つから選ぶこととなります。

試験機関 実技試験科目
FP協会 資産設計提案業務
きんざい 個人資産相談業務
きんざい 生保顧客資産相談業務
きんざい 損保顧客資産相談業務
きんざい 中小事業主資産相談業務

受検者のほとんどは「資産設計提案業務」「個人資産相談業務」「生保顧客資産相談業務」の3つのいずれかを受検しますので、この3つの中から選択するのがおすすめです。

★3つの違いは何?
上記の3つを選択する際に、それぞれの特徴を押さえておく必要があります。

【資産設計(FP協会)/個人資産(きんざい)】
・普段の生活に関連する内容。
・つまりファイナンシャルプランナーとして、お客様の相談にのるのに必要な知識が身に付く。
・受検者数が多いため市販のテキスト、問題集が豊富。

【生保顧客】
・生命保険や医療保険などの分野から出題。
・保険会社に勤務している、あるいは勤務予定である人にとっては、実務に直結する知識を得ることができる。
・会計や税金に関する知識があった方がベター。

 

2) FP2級の難易度は?

FP2級の難易度について、「合格率」「試験範囲」「勉強時間」「試験形式」の4点から解説していきます。

 

① 合格率

学科試験

学科試験
合格率
FP協会 きんざい
2024/1 39% 13%
2023/9 54% 23%
2023/5 49% 18%
2023/1 56% 29%
2022/9 42% 16%
2022/5 49% 22%
2022/1 42% 20%
2021/9 51% 25%
2021/5 56% 34%
2021/1 44% 23%
2020/9 49% 33%
2020/5 中止 中止
2020/1 42% 29%
2019/9 43% 21%
2019/5 40% 21%
2019/1 48% 31%
2018/9 39% 21%
2018/5 43% 28%
2018/1 46% 29%
FP2級学科合格率推移(2018年1月から2024年1月まで)

 

実技試験

実技試験
合格率
FP
協会
資産
設計
きん
ざい
個人
資産
きん
ざい
生保
顧客
2024/1 61% 37% 45%
2023/9 52% 41% 40%
2023/5 59% 40% 39%
2023/1 60% 34% 32%
2022/9 57% 42% 33%
2022/5 62% 31% 34%
2022/1 56% 40% 51%
2021/9 60% 42% 34%
2021/5 67% 43% 47%
2021/1 71% 36% 55%
2020/9 57% 34% 61%
2020/5 中止 中止 中止
2020/1 63% 33% 46%
2019/9 63% 32% 51%
2019/5 63% 26% 55%
2019/1 50% 37% 40%
2018/9 51% 20% 37%
2018/5 52% 24% 45%
2018/1 57% 32% 50%
FP2級実技合格率推移(2018年1月から2024年1月まで)

 

学科・実技同時受検(FP協会のみ公表)

同時受検
合格率
FP協会
2020/9
非公表
2020/5 中止
2020/1 42%
2019/9 43%
2019/5 41%
2019/1 40%
2018/9 37%
2018/5 40%
2018/1 42%
FP2級同時受検合格率推移

 

3級と同様に、学科試験については全く同じ問題であるにもかかわらず、きんざいよりもFP協会の方が合格率が高い結果となっております。

きんざいの方が団体受検者が多く、お試し受検者が多いためと考えられます。

そのため、ここではFP協会の合格率に着目します。

FP協会公表の学科試験と実技試験の合格率を、単純に掛け合わせた合格率は30%前後となっております。

FP3級の合格率が70%前後であったことを考えても、簡単とは言えません。

したがって、合格率の観点からはFP2級の難易度は「中程度」と言うことができます。

 

★受検者数はどのくらい?
学科試験
学科試験
受検者数
FP協会 きんざい
2024/1 26,563 29,226
2023/9 23,917 28,094
2023/5 24,727 27,239
2023/1 29,466 36,713
2022/9 26,265 34,872
2022/5 27,678 36,863
2022/1 27,889 41,803
2021/9 26,352 43,499
2021/5 26,799 44,736
2021/1 26,437 50,865
2020/9 25,117 63,741
2020/5 中止 中止
2020/1 23,968 40,110
2019/9 20,935 31,371
2019/5 18,097 28,241
2019/1 22,076 36,174
2018/9 19,118 31,808
2018/5 17,410 31,074
2018/1 20,826 39,614

FP2級学科試験受検者数推移(2018年1月から2024年1月まで)


実技試験
実技
試験
受検
者数
FP
協会
資産
設計
きん
ざい
個人
資産
きん
ざい
生保
顧客
2024/1 24,632 10,036 8,225
2023/9 20,892 9,065 8,352
2023/5 22,167 9,827 9,112
2023/1 23,994 12,487 9,813
2022/9 21,516 11,716 10,160
2022/5 23,237 12,319 10,953
2022/1 23,186 16,420 13,156
2021/9 20,608 16,959 13,675
2021/5 21,294 16,650 13,520
2021/1 22,474 20,935 18,175
2020/9 20,163 26,320 28,341
2020/5 中止 中止 中止
2020/1 18,980 20,294 10,455
2019/9 17,258 16,718 7,108
2019/5 16,470 16,453 7,281
2019/1 18,499 21,238 7,255
2018/9 16,274 17,653 6,578
2018/5 14,540 16,282 7,213
2018/1 17,191 19,479 7,954

FP2級実技試験受検者数推移(2018年1月から2024年1月まで)


同時受検
同時受検
受検者数
FP協会
2020/9
非公表
2020/5 中止
2020/1 17,613
2019/9 16,023
2019/5 14,487
2019/1 16,852
2018/9 14,880
2018/5 13,278
2018/1 15,761

FP2級同時受検受検者数推移

グラフを見ると、FP協会での受検は微増、きんざいでの受検は減少しており、FP協会ときんざいを合わせた総受検者数は減少傾向といえます。(2020年9月試験については、2020年5月試験が中止となり実質的に2回分の受検者が集中した関係で、きんざいの受検者数が例外的に増加しております。)

一般的にどの資格でも2級試験の方が難易度が高く、その分受検者数が減る傾向にあるのですが、FP2級は年間の受検者数が15~20万人前後と3級と大きくは変わらない受検者数となっており、依然として人気の高さがうかがえます。

 

② 試験範囲

試験範囲は3級同様に「ライフプランニングと資金計画」「リスク管理」「金融資産運用」「タックスプランニング」「不動産」「相続・事業継承」の6科目となりますが、1つ1つの科目で問われる知識が深く、広くなります。

そのため、試験範囲の観点からはFP2級の難易度は「中程度」と言うことができます。

 

③ 勉強時間

FP2級合格に必要な勉強時間の目安は200時間前後となります。

3級の50時間と比べると格段に増えており、簿記2級などと同程度の勉強時間が必要となるため、勉強時間の観点からはFP2級の難易度は「中程度」と言えます。

(簿記2級の勉強時間については「簿記3級・2級の勉強時間は?一ヶ月・二ヶ月での合格は可能?」をご参照ください。)

 

④ 試験形式

学科試験はマークシートの択一問題ですが、実技試験は記述式となり、3級と比べても難易度が上がります。

そのため、試験形式の観点からは、FP2級の難易度は「中程度」と言えます。

 

⑤ 総合評価

以上の内容をまとめると、以下の評価となります。

・合格率:難易度は「中程度」
・試験範囲:難易度は「中程度」
・勉強時間:難易度は「中程度」
・試験形式:難易度は「中程度」

総合的にみると、FP2級の難易度は「中程度」と言うことができます。

 

2. FP2級と3級は何が違う?

FP2級と3級は何が違う?

FP2級の合格率が30%前後であるのに対して、FP3級の合格率は70%前後となっており、難易度に明らかな差がでております。

(FP3級の難易度については「ファイナンシャルプランナー3級の難易度は?簿記3級より難しい?」をご確認ください。)

この差は主に「試験形式」「出題論点」「受検者層」の違いからきていると考えられます。

以下で順に見ていきましょう。

 

1) 試験形式の違い

FP2級と3級の出題形式には、以下の違いがあります。

【FP2級】
・学科:4択の択一方式
・実技:記述式

【FP3級】
・学科:3択or○×の択一方式
・実技:択一式

まず学科試験においては、2級の方が選択肢が4択と多くなっております。

単純な計算ですが、3択の場合正解する確率が「33%」であるのに対して、4択の場合正解する確率が「25%」となり、4択の方が難易度は上がります。

また、選択肢が増えるということは、その分本文中に選択肢を取捨選択するのに必要な情報を入れ込む必要があり、本文が長くなる傾向があります。

この点からも4択である2級の方が読解に時間がかかり、難易度が高くなっていると言えます。

さらに、実技試験に関しては、2級は記述式となっており、3級の択一式よりも難易度が格段に高い試験と言えます。

 

2) 出題論点の違い

FP2級、FP3級共に試験科目は前述の6科目となります。

しかし、各科目の中の出題論点について、2級から追加される以下の項目があります。

【ライフプランニングと資金計画】
・中小法人の資金計画

【タックスプランニング】
・法人税
・法人住民税
・法人事業税
・消費税
・会社、役員間及び会社間の税務
・決算書と法人税申告書
・諸外国の税制度

【相続・事業継承】
・事業承継対策
・事業と経営

例えば、タックスプランニングの分野については、所得税だけでなく、法人税や消費税を絡めた問題が出題されます。

また、相続・事業承継の分野については、個人の相続だけでなく、事業の承継に関する出題もあります。

さらに、2級と3級で同一の論点に関しても、より深く問われるのが2級となります。(デリバティブ取引について、3級では単に概要が問われていたのが、2級では「オプション取引」「先物取引」「スワップ取引」の違いなど、より具体的な内容が出題されている点などが該当します。)

出題論点の広さや深さの点も、3級と2級の難易度の違いと言えます。

 

3) 受検者層の違い

FP2級を受検するためには、FP3級に合格する必要があります。

つまり、FP2級の受検者は最低限の知識を有している人達となります。

一方で、FP3級は希望すれば誰でも受検できます。

つまり、FP3級の受検者にはお試し受検の人、会社から言われたからとりあえず受検している人などが含まれます。

そのため、そもそもの母集団のレベルがFP2級の方が高く、当然にその分難易度も高く感じられます。

★受検(受験)者層と合格率
資格同士の難易度を比較しようと思った場合、手っ取り早いのが合格率の比較です。
ただ、受検(受験)者層を加味せずに、ただ合格率だけを比較すると、難易度について誤った判断を下す可能性があります。

例えば、司法試験の合格率は30%前後であり、合格率だけを見るとそれほど難関資格ではないように思えます。
しかし実際は、司法試験を受験できるのは法科大学院に2~3年通った人、あるいは予備試験という難関試験に合格した人のみであり、そもそも受験者層のレベルが一般の試験と比べて高いです。

このように、資格や検定の難易度を測る際は、受検(受験)者層にも着目する必要があります。

 

3. 2級のおすすめ勉強法6選!

2級のおすすめ勉強法6選!

ここからは、FP2級に合格するための、おすすめの勉強法を6つ紹介していきます。

 

1) まず一通りやり切る

1つ目のおすすめの勉強法は、とりあえず一通り勉強をやり切ることです。

FP2級は3級と比べて範囲が広く、1つ1つの論点をより深く勉強します。

そのため、1回で全てを完璧に覚えようとしたら、途中で挫折してしまう可能性が高いです。

とりあえず50%程度の理解でいいので、最初から最後まで一通り一度やってみてください。

理解できるまで同じ場所で留まっているよりも、最初に全体を一通り把握することで、以下のようなメリットを享受できます。

・勉強の全体像がわかり、あとどのくらい勉強すればいいのかという、漠然とした不安をなくすことができる。
・関連論点について勉強することで、前に勉強した論点の理解が深まる。
・理解ができなかった論点も、時間を置くことで理解できるようになる。

勉強を効率的にすすめるためにも、まずは全体を一度やり切ることを意識してみてください。

★筆者の体験談
公認会計士試験受験時代に、始めはあまりのテキスト・問題集の多さに、「いったいどのくらい勉強すればいいんだろう。。」と不安になっていました。
ただ、一度全体を一通りやり遂げた後は、漠然とした不安はなくなっていました。

人間の脳は漠然とした不安に対して、実態以上の不安を感じやすいです。
そのため、まずは計画段階で、勉強の全体量と毎日やるべきことを数量化するのですが、もっと大切なのが実際に経験することです。

一通り試験範囲を勉強したら、実体験として「あとどのくらいで合格レベルの力がつくな」というのがわかるようになります。

 

2) 過去問で傾向把握

2つ目のおすすめの勉強法としては、まず過去問に目を通すことが挙げられます。

「いきなり過去問を見ても解けないよ。。」と思われるかもしれませんが、解く必要はありません。

とりあえず3年分程度目を通してください。

まず初めに過去問に目を通すことで、試験の勘どころをつかむことができます。

「この問題は何回も出題されているな。」といった点や、テキストを読んでいる際に「この単語は過去問で見たことがある!」といった点など、漠然とテキストを見ているだけではわからない、出題されやすい重要な論点について、過去問を事前に読んでおくことで把握することができます。

FP3級の知識を持っていることが前提となりますので、2級の過去問を見て全く何のことを言っているのかわからない、ということにはならないはずです。

「過去問は最後の実力試しに使用するから、最初に使うのはもったいない!」という人もいますが、むしろ最初に使用して勉強全体の効率を上げない方がもったいないです。

ぜひ過去問を使い倒してください。

★FPのおすすめ通信講座
FP講座の元運営責任者が、以下の7つの通信講座を比較して、おすすめ4つのメリット・デメリットや、講座の特徴について解説してみました。

・TAC
・大原
・LEC
・ユーキャン
・フォーサイト
・アーティス
・ECC

詳細は「FPの通信講座おすすめ4選:FP講座の元運営責任者が解説します!」をご確認ください。

 

3) 日曜日を予備日として計画を立てる

3つ目の勉強法としておすすめするのは、勉強計画を立てる際に日曜日を予備日として設ける方法です。

(月~金は働いて、土日休みの方を想定しております。)

例えば月~金までは毎日5ページずつ勉強して、土曜日に20ページ勉強するといった計画を立て場合、日曜日は一切勉強の予定を入れずに、「予備日」としておきます。

FP3級の時の感覚でFP2級に臨まれる方に多いのですが、「3級で毎日5ページずつできていたから、2級も毎日5ページずつで何とかなるだろう。」といって3級の時と同じ計画を立てて、結果予定がどんどん後にずれ込み、挫折することがあります。

このような挫折を防ぐためにも、1週間に1回計画の帳尻合わせの機会として、予備日を設けておきます。

予備日を設けた分、全体のスケジュールは後ろ倒しになる可能性がありますが、とりあえずは勉強計画が挫折しないことが大事です。

一度計画が破綻すると、計画修正に時間を取られるだけでなく、場合によっては遅れを挽回しようと、さらに無理な計画を立ててしまいがちです。

それであれば、初めから予備日を設けた計画を立てて、予備日がある分全体が詰まっておりその分緊張感を持って勉強して、計画を挫折させない方が、最終的な合格の可能性は高まります。

 

4) 音読をする

4つ目のおすすめの勉強法は、家で勉強を開始する際は、まず音読から始めてみる方法です。

まず音読をすることには、以下のようなメリットがあります。

・気軽に始めることができ、勉強開始のハードルが低くなる。
・約10分音読すると、脳の側坐核という部分が刺激され、だんだんと楽しくなり、勉強のやる気がでる。
・音読は脳の多くの部分を刺激し、長期記憶に残りやすい。

記憶を定着させるには、情報に対する接触回数を増やすことが重要となり、テキストを読んで理解するだけでなく、マーカーを引いたり、手で書いたり、音読したりして、異なるアプローチで複数回情報に触れることが重要となってきます。

自宅以外の場所ではなかなか難しいかもしれませんが、自宅で勉強をする際はぜひ音読を試してみてください。

 

5) 昼休みに勉強する

5つ目のおすすめの勉強法としては、昼休みに勉強することが挙げられます。

一般的なサラリーマンであれば、ご飯を食べる時間を差し引いたら、ランチの時間に30分程度の勉強時間が確保できます。

30分というと短いかもしれませんが、短いが故に以下のような利点があります。

・時間が限られているので、集中して頑張ることができる。
・時間が短いので勉強が中途半端に終わり、「続きをやりたい!」と勉強へのモチベーションが高まり、夜の勉強がはかどる。

確保できる時間が短いのであれば短いなりの利点があるので、10分でもいいので昼休みに勉強をする習慣をつけましょう。

 

6) 勉強場所を変えてみる

6つ目のFP2級におすすめの勉強法としては、勉強場所を定期的に変えてみることが挙げられます。

やる気をコントロールしている脳は、同じ状況に長時間おかれると疲労を感じやすくなりますが、環境を新しくすれば活性化します。

脳に刺激を与えるために、定期的にカフェなどで勉強するのはおすすめです。

移動時間も勉強時間に充てることができ、カフェでは常に人の出入りがあり、脳を活性化させることができます。

また、カフェでの勉強は5感を刺激しながらの勉強となり、暗記したことを思い出す手掛かりが増え、記憶が定着しやすくなります。

コーヒーの匂いで嗅覚が刺激され、いつもと違う場所なので視覚も刺激され、いつもと違う机なので触覚も刺激されます。

★コーヒー以外におすすめの飲み物は?
勉強中の飲み物としてはコーヒーがおすすめですが、コーヒーが効きすぎるという人には「カフェモカ」がおすすめです。

コーヒーのカフェインによる興奮作用を、ココアの鎮静作用が和らげてくれます。
結果として適度な緊張と、適度な落ち着きの中で勉強することがでます。

 

4. 終わりに

FP2級の難易度やFP3級との違いについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

3級と比べると2級は非常に難易度が上がっていますが、正しい勉強法で勉強すれば、必ず合格できる試験であることも事実です。

難易度の情報は参考程度にして、とりあえず手を動かして勉強を進めていきましょう。

 

5. まとめ

Point! ◆FP2級の合格率は30%であり、70%のFP3級よりは各段に難しくなっている。
◆試験形式や出題論点の広さ、深さが2級の難易度を高くしている。
◆全体像をまず把握する、過去問をまず見る、予備日を設けた勉強計画を立てるなどの工夫が必要。

費用と相性でFP通信講座を比較 >>