ビジネス会計検定を受験予定の人の中には、事前にできるだけ試験情報を仕入れておきたいという人も多いかと思います。
今回はそんなビジネス会計検定の試験情報の中でも、「途中退出が可能なのか?」についてお伝えしていきます。
1. 途中退出したら再入場は不可
1) 途中退出したら再入場は不可
まずお伝えしたいのは、ビジネス会計検定試験は一度途中退出してしまうと、再入場はできません。
途中退出した場合は、その時点までに埋めたマークシートの内容で採点されます。
再入場が不可となっているのは、他の試験同様に、トイレに入ってスマートフォンでわからないことを検索するなどのカンニング行為を防ぐ目的があると推測されます。
2) 開始前にトイレに一度は行く
途中退出で一番多い理由は、やはり「トイレ」です。
そのため、仮に試験前にトイレに行きたいと思わなくても、一度は行っておいた方が良いです。
2時間の試験であり、トイレを我慢するには長丁場の試験となります。(逆に集中していれば2時間はあっという間に過ぎていきます。)
また、試験問題が配られるまでに試験の説明などがありますが、この時にトイレに行きたいことに気づいた場合も、遠慮せずに手をあげて行くべきです。
試験会場によっては、このタイミングでも途中退出とみなされるかもしれませんが、理論上は試験問題が配られるまでは大丈夫かと思います。
その他試験当日の様子については、「京都会場でビジネス会計検定を受けてきた!」も合わせてご確認ください。
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2. 開始後30分以降、終了10分前までは途中退出可能
1) 開始後30分以降、終了10分前までは途中退出可能
途中退出したら再入場が不可能になるだけであり、途中退出すること自体は可能です。
ただ、途中退出にも制限があり、「開始後30分以降、終了10分前まで」以外は途中退出不可となります。
つまり、どんなに早く問題を解き終わっても30分間は試験会場にいる必要があり、また、試験終了間際に解き終わったので途中退出しようとしても、10分前以内になってしまったら途中退出することはできません。
ビジネス会計検定3級と2級を同時受験する場合は、午前の試験をあえて途中退出して、午後の試験に備えるのも1つの方法ですが、あまりおすすめはしません。
と言いますのも、午前の2級の方が難易度が高い試験であり、2級を早めに切り上げられる実力があるならば、午後の3級は余裕がありますので、2級を時間一杯頑張った方が効果的な戦略となります。
ビジネス会計検定3級と2級の同時受験については「ビジネス会計検定は併願(ダブル受験)がおすすめ?」をご確認ください。
2) 途中退出の場合でもマークは全て埋める
途中退出する場合は、カンでもいいのでマークシートを全て埋めた方がお得です。
試験直前までは「まぐれでもいいので受かりたいな」と思っていたのが、試験本番で出来が悪く感じられ早々に諦めモードになる人がいますが、本番こそまぐれを起こすチャンスですので、とりあえずマークシートは全て埋めましょう。
4択ないし5択の試験であり、理論上カンで答えても20%以上の確率で正解できるので、埋めておかないと損です。
試験本番で一番大事なのは、最後まで絶対にあきらめないことです。
試験中に「ダメだ。。落ちた。。」と思うのは論外。
時間の許す限り考えて、考えて、考え抜いてください。
本番であと10分頑張れば、再受験のための半年の勉強期間を削減できると思えば、ものすごい合理的な行動です。
Never Give Up!
3. 満点をとると何がもらえる??
1) PILOTのペン
満点をとると記念品が贈呈される旨が主催団体より公表されておりますが、記念品とは何なのでしょうか?
1つの例ですが、第25回の記念品は「PILOTのボールペン(黒)」でした。
、、、それだけ?と思われた方もいるかもしれませんが、ビジネス会計検定の勉強を通じて知識を得ることが目的であり、記念品はあくまで本来の目的ではないです。
記念品があろうがなかろうが、頑張りましょう。
(普通のPILOTのボールペンよりは上等なもので、それなりに使いやすいので、個人的には記念品としての価値は十分にあると思います。)
2) 必ずしも満点を目指す必要はない
満点で記念品がもらえますが、必ずしも満点を目指す必要はありません。
費用対効果の観点からは、むしろ目指さない方がいいくらいです。
よく言われることですが、40点を80点に上げる努力と、80点を100点に上げる努力とでは、後者の方が何倍も大変です。
実務に活きる知識を獲得しつつ、試験に合格することを考えた場合は、合格点である70点の少し上の80点程度を目指すので十分です。
各級の難易度をしっかりと把握しつつ、合格点を獲得するために必要な勉強をしましょう。
(ビジネス会計検定の難易度については「ビジネス会計検定の難易度・合格率は??」をご参照ください。)
4. 終わりに
ビジネス会計検定における途中退出の可否についてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?
途中退出は可能でも、基本的には時間一杯最後までやり切る覚悟で、試験本場に臨みましょう。
5. まとめ
◆試験開始後30分以降、終了前10分までは途中退出可能。
◆無理に満点を目指す必要はない。