ビジネス会計検定は意味ない?役に立つ?

posted in: ビジネス会計検定 | 0

「ビジネス会計検定」という検定があります。

知名度はまだ高くないため、名前は聞いたことがあるけれど詳細は知らない、そんな方も多いのではないでしょうか?

会計に関わる資格となると、「自分は経理部門じゃないから関係ない」、「勉強して役に立たなければ時間の無駄」、そんな声も聞こえてきそうです。

取得して有利になる資格ならぜひ欲しい、実際のところが知りたい…。

本記事は、そんなあなたに応えます!

実際のところビジネス会計検定は、日頃のビジネスシーンや日常生活の、どんな場面で活かせる資格なのでしょうか?

あるいは、意味のない資格なのでしょうか?

筆者の情報
・公認会計士
・監査法人➡経理に出向➡ベンチャー➡自営業
・経理、営業、マーケティング、経営、人事など幅広い業務を経験して、実務で使える会計知識の必要性を実感する。
・紹介記事「公認会計士が語る体験談!

 

ビジネス会計検定講座はこちら

 

1. ビジネス会計検定試験とは

ビジネス会計検定試験とは?

そもそも、ビジネス会計検定試験とは何なのでしょうか?

まずは検定そのものについて、少しお話しさせてください。

既にこの検定についてご存知の方は、次の項目「2. 意味のない資格?」へお進みください。

 

1) ビジネス会計検定とは?

検定公式HPは、このように説明しています。

「財務諸表に関する知識や分析力を問うもので、財務諸表が表す数値を理解し、ビジネスに役立てていくことに重点を置いています。」

ビジネス会計検定の内容については「ビジネス会計検定とは?試験の内容をご紹介!」もご参照ください。

 

2) 「財務諸表を理解する」とは

損益計算書、貸借対照表、株主資本等計算書、キャッシュフロー計算書…ビジネスパーソンなら、1度は聞いたことのある単語だと思います。

財務諸表というのは、これらで構成される書類のことを言います。

いわゆる「決算書」、企業が利害関係者に向けて情報開示をするために作成する書類です。

つまり、ビジネス会計検定は、受験者の、財務諸表を読み、企業の財務状況や経営成績等を分析する能力を測る検定なのです。

 

3) ビジネス会計検定と簿記検定の違い

「会計の知識を要し、財務諸表を読むスキルを測る検定」と聞くと、もう一つの検定試験を思い出す方も多いかと思います。

そう、簿記検定試験です。

簿記検定試験も、「簿記」や「日商簿記」と呼ばれ昔から有名ですね。

就職やスキルアップに有利な資格として知られています。

しかし、ビジネス会計検定と簿記検定試験の間には、決定的な違いがあります。

どちらも財務諸表に関する検定ですが、検定に合格するのに必要な知識、ひいては検定に合格することでアピールできる能力に違いがあるのです。

それは、2つの検定試験で問われるスキルです。

ビジネス会計検定試験では財務諸表を分析し「読み解く」スキル、簿記検定試験では財務諸表をルールに従って「作成する」スキルを測るための問題が出題されます。

簿記検定との比較につきましては、「ビジネス会計検定と簿記検定の共通点、相違点は?」も合わせてご確認ください。

 

2. 意味のない資格?

意味のない資格?

ここまで、ビジネス会計検定試験は、財務諸表を分析し「読み解く」スキルを測る検定であることをお話ししてきました。

ここで、こんな疑問をお持ちになる方も多いのではないかと思います。

「経理部門の業務に従事しない私には、関係がないのでは?」

確かに、会計関連のスキルが必須の分野として最初に思いつくのは、経理部門ですね。

では、ビジネス会計検定試験は、経理部門の人間以外、取得する意味のない資格なのでしょうか?

そんなことはありません。

本記事は、ビジネス会計検定試験を、実践的で非常に役に立つ資格としてオススメします。

財務諸表を分析し「読み解く」能力は、日常生活や様々な部門の日々の業務で実際に役立てられるからです。

そうは言っても、ビジネス会計検定試験を知り始めたばかりの方には、この検定で学べる知識の活かし方がすぐには思い浮かばない方も多いでしょう。

次の項目では早速、ビジネス会計検定試験の知識を活かす、具体的な日常の場面を見ていきましょう!

★悩むならとりあえず始めてみよう!
「ビジネス会計検定の勉強をして意味があるのだろうか、、」と悩むことがあるかもしれませんが、その時間がムダです。
悩んだ結果「意味がない」と結論付けても、「もしかしたら意味があるかもしれない、、」という思いが今後ずっとついて回ります。

であれば、「意味がない」と結論付けられるまでは勉強を継続した方がいいです。
やった後悔よりも、やらない後悔の方が大きいです。

会計ショップのビジネス会計検定講座は、最小限の講義時間にとどめておりますので、苦なく勉強を継続することができます。
思い立ったが吉日。
今日から一緒に勉強を始めてみませんか?

ビジネス会計検定講座

 

3. こんな場面で役に立つ!

こんな場面で役に立つ資格!

1) 経理部門の方

まずはやはり、会計に日々触れている経理部門です。

経理は、れっきとした財務諸表の「作成部門」ですので、簿記検定試験等に合格し、日々その知識を業務に活かしている方が沢山いらっしゃいます。

一方で、ビジネス会計検定は比較的新しい資格ですが、その知識を手に入れることで、自社や他者の財務諸表を書く側・読む側の両視点から「読み込む」ことができます。

 

2) 営業部門の方

今、あなたが担当している顧客は、どんな課題を抱えているのでしょうか?

ビジネス会計検定で財務状況や経営成績の分析手法を学ぶことで、相手の強みや弱みを数字から知ることができるようになります。

取引先の強み・弱みは、相手の関心が集まるポイントです。

商談の際に、何を軸に話を進めるべきか知っている、ポイントを押さえた営業マンになれるのです。

 

3) 法務・経営企画 その他バックオフィスの方

法務や経営企画、その他バックオフィスでは、社内から、特定企業との契約を進めて良いか、判断を頼まれることがありますね。

この際、先方の将来性やリスクを分析するために、ビジネス会計検定での学びを活かすことができます。

相手先の財務諸表を分析することで、その経営の健康状態を把握し、適切な判断に役立てることができるのです。

 

4) 人事の方

自分が企業に応募する側になって考えた時に、例えば以下のような質問をして、面接官が答えに戸惑ったら、どう思いますか?

「増収増益ですが、その要因は何でしょうか?」

「株価がここ1年で急激に伸びていますが、なぜでしょうか?」

「借入を増やしていますが、安全性に問題はないのでしょうか?」

経理に聞いてみないとわからない、、、なんて回答されたら、応募者としては少し不安になるかと思います。

優秀な人材ほど応募先企業を吟味するために、鋭い質問を投げかけてくるものです。

人事担当者として最低限の財務分析力を身に付けて、少なくとも自社の財務状況については答えられるようにしておく必要があります。

 

5) 学生の方

意外かもしれませんが、ビジネス会計検定は、学生さんにぜひ役立ててほしい資格の一つでもあります。

就職活動の際、キーとなってくるポイントの一つに、企業分析があります。

どこの企業に入っても確実な「安定」は得られない、と言われる昨今、入社を検討する企業を数字から分析できるということは、大変な強みとなります。

また、検定で学んだ分析手法で志望先の課題を導き出せれば、面接で他の候補者に大きくリードできることは間違いありません。

 

6) 投資をされる方

企業分析は、投資をされる方にとっても大変重要なスキルです。

現在投資を検討している企業のビジネスは儲かるものなのか、将来性があるのか。

その企業の経営に、大きなリスクはないのか。

しっかりと根拠を持って、適切に投資先を選ぶことができます。

 

★数値を分析する力はどの職種でも役に立つ!
経営企画・営業・経理・人事・マーケティングなど、多くの業務を経験してきましたが、どの職種でも共通しているのは、活躍するためには「数値を分析する力」が必要だということです。

発生している事象を抽象的に捉えるのではなく、具体的な数字に落とし込んで考えるクセをつけることで、再現性のある対策を練ることができます。

例えば、「売上が減少している」と抽象的に捉えるのではなく、「客単価に変更はないが、先月は販売数が〇〇千人と前の月より○○%も減少している。その原因は、、、」といった具合に、具体的な数字に落とし込むことで、具体的な対策を打つことが可能となります。

財務諸表の分析を通して、物事を数字に落とし込み分析する「数値を分析する力」を身に付けることができるのが、ビジネス会計検定となります。

(筆者の経歴については「ビジネス会計検定と出会うまで:公認会計士が語る体験談!」をご確認ください。)

 

4. 終わりに

いかがでしたでしょうか?

ビジネス会計検定試験がどんな場面で役に立つのか、イメージは少し具体的になりましたか?

この記事をきっかけに、ビジネス会計検定試験に興味を持っていただいたり、皆様の人生に役立てていただけたりすれば、嬉しく思います。

さらなるステップアップを目指す方には、ビジネス会計検定と他の資格を併せて、ご自身のアピールポイントを増やしていくことをお勧めします。

簿記検定やFP、中小企業診断士など、興味のある方は、ぜひチャレンジしてみましょう!

 

5. まとめ

Point!

◆財務諸表を分析し「読み解く」能力は、日常生活や様々な部門の日々の業務で実際に役立てられる。
◆財務諸表を分析し「読み解く」力は経理部門以外でも活躍が期待できる。

ビジネス会計検定講座はこちら