実技はFP協会ときんざい、どっちを受検した方がいい?

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・試験申込をしたいけど、FP協会ときんざい、どっちを選べばいいの?
・FP協会ときんざいで難易度は違う?
・2団体の違いを知りたい!

今回はこのような疑問を解決していきます。

結論からいうと、FP3級試験はFP協会での受検がおすすめです。

高い合格率、実技試験が1つだけで迷わなくて済む、問題数が多く1問ミスしても影響が小さい、などが理由として挙げられます。

ただ、合格率が高いからといって、FP協会の方が簡単というわけではありません。

本記事では、FP協会ときんざいの共通点や相違点、3級受検ではFP協会をおすすめする理由や、2級はどっちを選べばいいのか?といった点を解説していきます。

監修者の情報
・公認会計士
・FP3級&2級合格
・前職でFP講座を運営
・監査法人➡経理に出向➡ベンチャー➡自営業

 

 

1. FP協会ときんざい

FP協会ときんざい

1) 2つの主催団体

FP技能検定は、「FP協会」と「金融財政事情研究会」の2団体によって実施されています。

「金融財政事情研究会」は、一般的に「きんざい」と呼ばれています。

団体は違いますが、認められるFP資格に違いはありません。

どちらの団体で受検しても、FP3級には3級の価値が、FP2級には2級の価値があります。

簿記のように、「日商簿記」と「全商簿記」で難易度が大きく異なる、ということもありません。

FP協会で取得した資格と、きんざいで取得した資格は、同等の価値を持ちます。

ただ、全てが同じというわけではありません。

FP試験は、「学科試験」と「実技試験」にわかれています。

学科試験は、どちらの団体で受検しても全く同じです。

しかし、実技試験は試験問題が異なります。

詳しい違いについては、以降の章で紹介していきます。

 

2) 共通点

FP協会、きんざいともに、合格基準は60%です。

学科試験と実技試験の両方で、6割以上の点数が取れれば合格になります。

2つ合わせて6割以上ではないので、注意が必要です。

実技試験は9割でも学科試験が5割だと、トータルの点数では6割を超えているかもしれませんが、不合格になってしまいます。

学科・実技ともに6割を超えられるよう、まんべんなく勉強しておきましょう。

 

3) 相違点

① 試験範囲

FP協会ときんざいでは、実技試験の試験範囲が異なります。

 

Ⅰ. FP協会

3級・2級ともに「資産設計提案業務」しかなく、受検者に選択肢はありません。

 

Ⅱ. きんざい

一方で、きんざいの実技試験には、選択肢が複数あります。

3級は以下のうちから、好きな方を選択します。

・個人資産相談業務
・保険顧客相談業務

2級の選択肢は、以下の4つです。

・個人資産相談業務
・中小事業主資産相談業務
・生保顧客資産相談業務
・損保顧客資産相談業務

 

② 難易度

2022年5月に実施された試験の、合格率を比較してみましょう。

 

Ⅰ. FP協会:3級の合格率
受検者数 合格者数 合格率
学科 39,231 32,707 83%
実技 38,810 35,058 90%

 

Ⅱ. きんざい:3級の合格率
受検者数 合格者数 合格率
学科 19,407 9,517 49%
実技 22,365 11,681 52%

 

3級の合格率は、FP協会の方が高いです。

特に、FP協会の実技試験は、合格率が90%を超えています。

 

Ⅲ. FP協会:2級の合格率
受検者数 合格者数 合格率
学科 27,678 13,617 49%
実技 23,237 14,432 62%

 

Ⅳ. きんざい:2級の合格率
受検者数 合格者数 合格率
学科 38,863 8,152 22%
実技 23,272 7,634 33%

FP2級に関しても、FP協会の方が合格率は高くなっています。

ただ、合格率が高いからといって、FP協会の方が簡単というわけではありません。

なぜなら、同じ問題が出題される学科試験においても、合格率が大きく異なっているからです。

FP協会の合格率が高くなっているのは、それだけ受検者のレベルが高いことを表しています。

金融機関の勤務者や内定者は、きんざいでの受検を指定されるケースが多いです。

つまり、きんざいの受検者は会社から言われて受検している人が、FP協会の受検者よりも多くいます。

自らの意志ではないので、モチベーションが高いとは言えないでしょう。

一方で、FP協会で受検する人は、自らの意志です。

そのため、試験へのモチベーションが高く、勉強を熱心にしている可能性が高いです。

合格率はこのような受検者層の違いを反映しているものであって、難易度を反映しているとは言えません。

そのため、「きんざいの方が難しい」「FP協会の方が簡単」と一概には言えないのです。

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2. どっちを受検した方がいい?

実技はFP協会ときんざい、どっちを受検した方がいい?

1) FP3級はFP協会

FP3級は、FP協会での受検をおすすめします。

おすすめする理由を、順に3つ紹介していきます。

 

① 9割が合格している

どちらが簡単とは言えませんが、FP協会の3級受検者は90%近い人が合格しています。

合格率90%と合格率50%では、モチベーションの保ちやすさが違うのではないでしょうか?

9割が合格する試験と言われると、モチベーションが高まる人も多いかと思います。

一方で、50%が合格する試験と言われると「半分の人が不合格になる試験だから、落ちても仕方ない」と考えてしまうかもしれません。

勉強のモチベーションを保つうえでも、10%しか落ちない試験でモチベーションを高めるのは、1つの策略でしょう。

 

② 1問ミスの影響が小さい

実技試験の問題数は、FP協会ときんざいで異なります。

FP協会の実技問題は20題あります。

100点満点で60点が合格ラインなので、12問以上正解すれば合格です。

一方で、きんざいの実技試験は15問です。

50点満点で、合格ラインは30点になっています。

ただ、FP協会と違って配点が公表されていないので、何問正解すれば良いか明確にはわかりません。

FP協会の方がきんざいよりも問題数は多く、1問ミスしたとしても得点に与える影響は小さいです。

 

③ 科目を考えなくていい

FP協会は、3級・2級ともに実技試験は「資産設計提案業務」しかありません。

一方で、きんざいの実技試験は複数あります。

3級は、「個人資産相談業務」「保険顧客相談業務」の2つです。

2級だと「個人資産相談業務」「中小事業主資産相談業務」「生保顧客資産相談業務」「損保顧客資産相談業務」と4つの選択肢があります。

そのため、きんざいで受検する場合はどの科目を選択するか考えなければならず、その分だけ勉強時間をロスしてしまうことになります。

そもそも1つしか選択肢がないFP協会であれば、実技試験の科目を選ぶ必要がなく、迷わないです。

 

2) FP2級は3級と同じ団体

FP2級は、3級と同じ団体での受検をおすすめします。

FP協会で3級を取得した人は2級もFP協会で、きんざいで3級を取得した人は2級もきんざいで受検しましょう。

なぜなら、それぞれの団体によって、問題の特徴があるからです。

3級を取得した団体の問題に慣れているため、2級も同じ団体で受検した方が、スムーズに勉強を進められます。

「FP資格を取得して何に活かしたいか?」から逆算して、実技科目を選択する手法もあります。

しかし、FPに関する知識は、学科試験で一通り勉強できます。

実際に実務で活かせるようになるには、知識よりも経験が大切です。

そのため、とりあえず3級と同じ団体で受検して早く合格して、実践の場に出て経験を積んでいきましょう。

 

3. 終わりに

FP試験はFP協会ときんざいのどちらで受検すべきか?について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

結論としては、FP3級であればFP協会がおすすめです。

もし、どちらで受けようか迷っている人がいれば、参考にしてみてください。

どちらにしても、難易度に大きな差はありません。

FP協会にするかきんざいにするかで迷ったり、きんざいの実技試験科目を何にするか迷っていたりするのは、時間がもったいないです。

早めに受検団体や受検科目を決定して、できるだけ勉強時間の確保に努めましょう。

 

4. まとめ

Point! ◆「FP協会」と「きんざい」の2団体。
◆どちらも合格基準は60%。
◆学科試験は2団体で全く同じ問題。
◆FP協会での3級合格率は約90%。
◆きんざいでの3級合格率は約50%。
◆受検者層の差によるものであり、難易度に大きな差があるわけではない。
◆3級はFP協会での受検がおすすめ。
◆2級は3級と同じ団体での受検がおすすめ。
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