公認会計士はプログラミングを学んだ方がいい5つの理由

posted in: 公認会計士 | 0

*本記事には広告が含まれている場合があります。

「プログラミング?公認会計士としてのキャリアを歩んでいくから、自分には関係ないよ。」

このように考えている公認会計士の方は、意外に多いのではないでしょうか?

一方で、クライアント企業のIT化や、AI・IOT・RPAなどの導入が珍しくない昨今の経済情勢を見て、内心焦っている人もいるかと思います。

監査する側だけでなく、監査される側の立場も経験した私の経験から言わせてもらえば、公認会計士も早い段階から、プログラミングを学んだ方が得策です。

そこで今回は、公認会計士はプログラミングを学んだ方がいい5つの理由について、お伝えしていきます。

後半では、おすすめのプログラミングスクールについても紹介しておりますので、記事を読んでただ納得するだけでなく、実際にプログラミングの学習を開始してみてください。

【筆者の情報】
・公認会計士のマツタロウ
・大手監査法人→経理部に出向
 →教育×ITベンチャー→自営業

 

 

1. 公認会計士はプログラミングを学んだ方がいい5つの理由

公認会計士はプログラミングを学んだ方がいい5つの理由

1) 専門性の掛け算ができる

1つ目の公認会計士はプログラミングを学んだ方がいい理由としては、「専門性の掛け算ができる」ことが挙げられます。

公認会計士は「会計」の専門家であり、1つの専門性を極めていくのも、1つのキャリア形成の方法ではあります。

ただし、1つの分野で上位20%になろうとした場合、相当な努力と適性が必要となります。

一方で、上位40%に入れる分野を2つかけ合わせれば、1つの分野で上位20%に入るのと同じくらい希少な存在となることができ、自分の市場価値を上げることができます。

そのため、「会計」という専門性に加えてプログラミングの学習をすれば、「会計×IT」人材という、自身の新たな市場価値を生み出すことができます。

「会計×IT」人材となった場合、具体的には以下のようなメリットが考えられます。

 

① 監査現場で活躍できる

クライアント企業のIT導入が進み、監査にもITの知識が必要となってきています。

ただ、監査法人の公認会計士の多くは、IT分野に対する知見がまだまだ足りず、元エンジニアの会計士に頼りながら、あるいは、監査法人のIT部門に頼りながら、IT監査を進めている状況です。

つまり、プログラミングを学習してIT人材としての強みを手に入れれば、監査法人内で即活躍できるポジションが待っていると言えます。

 

② 今後のキャリア形成に有利に働く

経済産業省が発表した「IT人材需給に関する調査」によれば、2030年にAIやIoTに関わる先端人材が55万人足りなくなるとの試算結果があり、IT人材の不足が指摘されています。

このような社会情勢の中で、特に最先端分野に関わるプログラミング言語を学ぶことは、将来のキャリア形成の幅を大きく広げることにつながります。

公認会計士という肩書だけに囚われることなく、柔軟にキャリアについて考えることができるのは、プログラミングを学習する大きなメリットと言えます。

★公認会計士の数だけキャリアの種類がある!
「公認会計士だから」監査法人で働き続けることが一般的、あるいは、「公認会計士であれば」監査法人の後は経理に転職するのが普通、といった言葉を見聞きすることがあります。

確かに、そのようなキャリアを歩む公認会計士が、多いのかもしれません。

しかし、公認会計士だからといって、公認会計士という肩書に縛られる必要はなく、自分に合った自由なキャリア形成を目指していいと思います。

私の転職体験談も載せておきますので、1つの参考にしてみてください。

公認会計士の転職体験談!「バカじゃないの?」と言われた転職

 

③ 独立・起業にも役立つ

将来的に独立や起業も視野に入れて公認会計士になった人も、一定数いるかと思います。

何の分野で独立・起業するにしても、プログラミング知識は必要となります。

仮に公認会計士として独立する場合でも、前述のようにクライアントの事業環境を理解する上で、最低限のIT知識は必須となります。

もちろん、独立・起業いずれの場合においても、エンジニアを雇う、あるいは、エンジニアに外注するのが一般的ですが、最低限プログラミングに関する知識がないと、エンジニアとのミスコミュニケーションが多発してしまいます。

公認会計士の仕事に例えるなら、簿記を知らない人から、会計分野について相談受けるようなものです。

 

④ 世界中のビジネスパーソンとの共通言語ができる

グローバルで活躍するためには、従来であれば共通言語の英語の習得が、最重要視される傾向がありました。

しかし昨今では、ビジネスの共通言語として、「英語」「IT」「会計」の3つに注目が集まっています。

つまり、この3つの分野について最低限語れる知識を持っておけば、自分が活躍できる市場を世界中に広げることができるのです。

グローバルで活躍するための共通言語を獲得する意味でも、プログラミングの学習は大切となります。

 

以上より、「専門性の掛け算ができる」ことは、公認会計士がプログラミングを学ぶべき理由と言えます。

 

2) 怯えず未来に備えることができる

2つ目の公認会計士はプログラミングを学んだ方がいい理由としては、「怯えず未来に備えることができる」ことが挙げられます。

AIやIT化によりなくなる仕事として、公認会計士はよく名前が挙がります。

しかし、以下の理由から、公認会計士という仕事がなくなることはないと考えられます。

・会計処理には常に人の判断が伴う。
・顧客との信頼関係構築が必要。
・AIを導入しても不正は発生する。
・AI導入支援に会計士の知見が必要。
・公認会計士のキャリアの幅は広い。

しかし、そもそもAIやIT化により、何ができて・何ができないのかについて、正しく理解できていない人は、AIやIT化によりできることを過大に評価してしまい、必要以上に恐れてしまいます。

そのため、AIやIT化の根幹となるプログラミングに触れることで、できること・できないことについて正しく理解することができ、未来に備えることができるようになります。

以上より、「怯えず未来に備えることができる」ことは、公認会計士がプログラミングを学ぶべき理由と言えます。

 

3) 収入をアップできる

3つ目の公認会計士はプログラミングを学んだ方がいい理由としては、「収入をアップできる」ことが挙げられます。

公認会計士がプログラミングを学ぶことで収入をアップできる場面としては、「本業」と「副業」の2つのケースが考えられます。

 

① 本業

ITに頼らない従来型の公認会計士の価値は、監査法人内で徐々に下がっていくと考えられます。

つまり、マネージャーやパートナーの席はどんどん少なくなっていき、収入アップのための昇進は狭き門となることが想定されます。

一方で、前述の通りIT分野に詳しい公認会計士は、監査法人内にはまだまだ少ないですが、需要は今後ますます高まっていくと考えられます。

つまり、マネージャーやパートナーの席が今後増えていく環境であり、かつ、現状はライバルが少ないといった、非常に収入をアップしやすい環境と言えます。

また、監査法人以外でのキャリアを考えた場合でも、単に「公認会計士」という肩書だけで転職活動をするのではなく、「公認会計士×プログラミング」の掛け算で勝負できるため、より高収入な案件に巡り合う可能性が高いです。

 

② 副業

後述するようなプログラミングスクールを受講すれば、特定のプログラミング言語について、一定のレベルまで習得することができます。

その結果、ランサーズやクラウドワークスなどのクラウドソーシングサイトを通して、プログラミング案件を受注して成果報酬を受けとるなどの、副業で収入をアップさせる方法も考えられます。

以上より、「収入をアップできる」ことは、公認会計士がプログラミングを学ぶべき理由と言えます。

 

4) 優秀な人材に出会える

4つ目の公認会計士はプログラミングを学んだ方がいい理由としては、「優秀な人材に出会える」ことが挙げられます。

IT人材が不足し始めた頃から、急速にエンジニアに対する、社会のニーズが高まりました。

需要が高まるということは、その分供給側も増えいきます。

そして、伸びている市場というのは、優秀な人材にとっては頑張った分だけリターンも大きい市場であると言えます。

そのため、昨今のエンジニアには、非常に優秀な人材が集まっているのです。

公認会計士も最新のIT動向を把握しておく必要があり、その意味で優秀なエンジニアとのつながりがあれば望ましいのですが、通常は接点を持ちにくいです。

ここで、プログラミングという共通の話題を身に付けていれば、エンジニアとの間に共通言語を持つことができます。

以上より、「優秀な人材に出会える」ことは、公認会計士がプログラミングを学ぶべき理由と言えます。

 

5) 論理的思考が磨かれる

5つ目の公認会計士はプログラミングを学んだ方がいい理由としては、「論理的思考が磨かれる」ことが挙げられます。

会計基準というのは、当然のことながら論理的に作られたものであり、その意味で公認会計には、会計基準を解釈するだけの論理的思考が求められます。

公認会計士試験を通過している時点で、ある程度の論理的思考を持っていることは事実なのですが、ロジカルシンキングをさらに磨きたいと考えた場合は、プログラミングを学ぶのも1つの方法と言えます。

プログラミングはまさに、論理的思考でできており、プログラムのどこかで論理が破綻していれば、プログラムが作動しません。

プログラミングを学ぶことで得られる、副次的なスキルが、論理的思考となります。

以上より、「論理的思考が磨かれる」ことは、公認会計士がプログラミングを学ぶべき理由と言えます。

 

2. おすすめプログラミングスクール2選

おすすめプログラミングスクール3選

1) TechAcademy(テックアカデミー)

テックアカデミー

1つ目のおすすめプログラミングスクールは、「TechAcademy 【テックアカデミー】 」です。

TechAcademyの特徴としては、以下が挙げられます。

 

メリット

・最短4週間で未経験からプロを育成。
・場所を選ばずオンラインで学べる。
・プロのパーソナルメンターがつく。
・チャットで質問でき回答が早い。
・オリジナルサービス/アプリの開発までサポート。

 

受講者の声

最終的にTechAcademyを選んだ理由はメンターさんの人柄でした。無料カウンセリングのときに私の担当をしてくださったメンターさんがすごく良い方で、「無料カウンセリングなのにこんなに親身になってくれるんだ」と思いました。
質の高い作品作りをしたかったので「優秀なメンターのサポート」を希望していました。そういった点で、非常に満足できたと思います。 特に体調が悪くなった時や学習に対してプラスアルファの相談をした時など、メンターが親身に対応してくれたことが印象に残っています。

 

公式Youtube

 

まずは気軽に、無料体験から始めてみてください!

 

2) TECH::CAMP(テックキャンプ)

テックキャンプ

2つ目のおすすめプログラミングスクールは、「テックキャンプ」です。

テックキャンプの特徴としては、以下が挙げられます。

 

メリット

・実績、知名度ともに業界最大級。
・マンツーマンで学習プランを提案。
・学べるスキルの幅が広い。
・オンラインでも何度でも質問ができるため、挫折しない。

 

受講者の声

新しい手法や概念を学ぶ時にはいくらかの躓きがありますが、調べても調べても分からない時にもそこに留まり続けず、メンターの方々に質問することですぐに次のステップへ進めるという環境は非常にありがたいものでした。
卒業生として言えることは、こんなに勉強の環境が整っているところは他にないということです。朝から夜まで教室が開いていて、いつの時間もメンター(講師)がいて、ドリンクコーナーもある。最高に快適な空間で勉強できることは、間違いないです。

 

公式Youtube

 

オンラインでも説明会が実施されておりますので、まずは説明会に参加してみてください!

 

3. 終わりに

公認会計士はプログラミングを学習した方がいい理由についてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?

プログラミングは一朝一夕で身に付くものではありませんが、それがゆえに価値あるスキルとなります。

会計とITという2つの分野の専門性を身に付けて、自分の市場価値を高めていきましょう。

 

4. まとめ

Point! ◆「会計×IT」という専門性の掛け算が可能となる。
◆IT化の将来に備えることができる。
◆収入アップが見込める。
◆優秀な人材に会える可能性が上がる。
◆論理的思考を磨くことができる。

凡人公認会計士の転職先は? >>