今回は、ビジネス会計検定の勉強をされている皆様、あるいはビジネス会計検定の勉強を開始する皆様におすすめの本をご紹介させていただきます。
オンラインショップのリンクも貼っておりますので、ご興味のある方はぜひ購入して、勉強の合間にでも読んでみてください。
1. ストーリーでわかる財務3表超入門
まずご紹介する本は、「ストーリーでわかる財務3表超入門(國貞 克則 (著))」です。
主人公のあかねとともに起業・資金集めから初年度決算までを通じて、財務3表(貸借対照表・損益計算書・キャッシュフロー計算書)の繋がりや各書類の意義などを学ぶストーリー仕立てで解説しております。
財務諸表に対する理解は勉強として取り組むとなかなか進みませんが、本書はストーリーで読み進めていくことができるため、非常に読みやすい本となっております。
タイトルの「超入門」の通り、わかりやすく平易な言葉で説明されており、初心者向きの本です。
ビジネス会計検定の土台となる財務3表に対する知識を深める上でおすすめの本となっております。
第1部 あかね、アクセサリー販売の会社をつくる
第2部 原宿のお店で営業開始
第3部 事業は大きくなっているのに、お金が足りない!?
第4部 1年間の経営の成績表―決算および配当
第5部 財務3表の知識をビジネスの現場で使うために
2. 人事屋が書いた経理の本
次にご紹介する本は、「人事屋が書いた経理の本(協和醗酵工業 (著))」です。
損益計算書と貸借対照表をマクロの視点から見るポイントが押さえられており、財務会計というよりは管理会計やファイナンスの知識が身につく名著です。
財務諸表を作る側ではなく使う側の戦略的な思考について学ぶことができます。
発刊から40年以上経過しており、用語や挿絵などについて少し古さを感じさせる点はありますが、要点をしっかり押さえ難解な言葉ではなく平易な言葉で会計のポイントを押さえることができます。
先ほどと同様に、ビジネス会計検定の基礎的な考え方を養うことができます。
第1章 財務会計の眼
第2章 採算の眼
第3章 採算戦略の眼、STRAC経営診断の実際
第4章 B/Sの眼
第5章 B/S戦略の眼
第6章 資金繰りの眼
第7章 マトリックス会計の眼
3. 藤原先生、これからの働き方について教えてください。
続いてご紹介する本は、「藤原先生、これからの働き方について教えてください。 100万人に1人の存在になる21世紀の働き方(藤原 和博 (著))」です。
リクルート社から民間人校長となり、教育業界を改革している藤原和博氏が、これからの働き方について解説しています。
本書はビジネス会計検定とは直接関係ありませんが、ビジネス会計検定を学ぶ意義について考えることができる本としておすすめいたします。
オリエンテーションで記載がある「信任の三角形」(詳細はぜひ本書を読んでみてください)の1つとして、会社の財務状況を分析できる能力身につけるための土台作りにビジネス会計検定は役立ちます。
まず勉強を開始することが大切ですが、勉強の先に何があるかをしっかり見極めることで、勉強のモチベーションも飛躍的にアップするため、本書をぜひ利用してみてください。
INTRODUCTION
-ORIENTATION 21世紀に働く人に必要なたった2つの基礎知識
-ORIENTATION 1 「自分の仕事の付加価値」を計算する
-ORIENTATION 2 「信任(クレジット)の三角形」をつくる
LECTURE 1 「情報編集力」の時代に脳みそをアップデートする
LECTURE 2 納得解を紡ぎ出す情報編集力の鍛え方
LECTURE 3 「納得解」を共有するための伝える技術
LECTURE 4 「経営者意識」で飛躍する
4. 公式テキスト・問題集
・公式テキスト3級 第5版・公式過去問題集3級 第6版
最後におすすめする本は「ビジネス会計検定試験公式テキスト」「ビジネス会計検定試験公式過去問題集」です。
こちらはおすすめというよりは必須の本ですので、ビジネス会計検定を勉強する上では必ず購入してください。
詳細については「ビジネス会計検定の過去問・テキストは公式一択で決まり!」をご参照ください。
5. 終わりに
いかがでしたでしょうか?
ビジネス会計検定の土台となる知識・実践的な知識から学ぶ意義まで、本によっておすすめのポイントは異なります。
今回ご紹介した本の中で、少しでも興味がありそうな本がありましたら、ぜひ読んでみてください。
単に勉強としてではなく、教養として名著を読むことはとても大切です。
6. まとめ
◆人事屋が書いた経理の本。
◆藤原先生、これからの働き方について教えてください。
◆公式テキスト・公式過去問題集。