公認会計士の独学ならこのテキスト1択!独学合格は可能?不可能?

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公認会計士予備校の料金を見て、「独学でもっと安く勉強することはできないかな。。」と誰しも一度は考えたことがあるのではないでしょうか?

ただ、独学を考えた際に真っ先に困るのが、そもそも公認会計士試験用の市販テキスト探しです。

結論からお伝えすると、公認会計士試験の独学に使えるテキストは、東京CPAのテキスト一択となります。

そこで今回は、公認会計士試験用の独学テキストについて解説した上で、そもそも独学での合格は可能なのか?不可能なのか?についてお伝えしていきます。

また、独学で勉強する場合のポイントについても紹介しておりますので、ぜひご一読ください。

筆者の情報
・公認会計士
・監査法人➡経理に出向➡ベンチャー➡自営業

 

 

1. 公認会計士の独学テキスト1選

公認会計士の独学テキスト1選

1) 試験科目

そもそも公認会計士試験の勉強には、何種類のテキストが必要となるのでしょうか?

この点、以下の公認会計士試験の各科目に対応したテキストを、用意する必要があります。

・財務会計論(簿記:計算)
・財務会計論(財務諸表論:理論)
・管理会計論
・監査論
・企業法
・租税法
・経営学*

*選択科目は他にもありますが、ほとんど受験生が「経営学」を選択します。

 

2) 市販テキストはない?

簿記などの他の資格試験では、市販のテキストが複数販売されております。

一方で公認会計士試験では、参考書や問題集であれば市販されているものもありますが、実は市販されているテキストはほぼありません、

ただ、「ほぼ」ないだけであり、実は1つだけ市販されているテキストがあります。

 

3) おすすめテキスト

1つだけ市販されているテキストとは、「東京CPA」のテキストとなります。

東京CPAが公認会計士講座で実際に使用しているテキストが、公式ホームページで市販されているのです。

しかも、各科目ごとにばら売りされているため、必ずしもまとめて購入する必要はありません。

公認会計士の予備校比較ベスト5!会計士がコスパ重視で選んでみた」で紹介している通り、おすすめ予備校No.1である東京CPAのテキストで、独学することが可能となります。

ここで、他の予備校はなぜテキストだけを販売していないのか?というと、予備校側としてはテキストを買って独学で勉強されるよりも、公認会計士講座を受講してもらった方が、数倍も収入が大きくなることが、理由の1つとして考えられます。

 

2. 独学をやめるべき4つの理由

独学をやめるべき4つの理由

それでは、そもそも独学で公認会計士試験に合格することは、可能なのでしょうか?

この点、公認会計士試験の独学は、やめた方がよいです。

その主な理由について、順に4つ解説していきます。

 

1) 試験範囲が広すぎる

独学をやめるべき1つ目の理由としては、「試験範囲が広すぎる」ことが考えられます。

前述の通り公認会計士試験は、大きく分けると7つの科目から構成されます。

ただでさえ科目数が多いのですが、さらに問題なのが、1つ1つの科目が専門的な内容であり、勉強範囲が非常に広い点です。

例えば、財務諸表論では会計基準をもとにした内容が問われますが、会計基準というのは非常に膨大な量があり、全ての内容を勉強することは、現実的ではありません。

そのため、試験範囲の中でも重要な箇所に的を絞って、勉強する必要があります。

この点、独学の場合は自分で重要な箇所に的を絞る必要がありますが、勉強したことがない内容に関して、どこが重要か判断するのは至難の業です。

結果として、独学の場合は多くの勉強時間が必要となり、途中で挫折してしまう可能性があります。

以上より、「試験範囲が広すぎる」ため、独学はやめるべきと言えます。

 

2) アウトプット教材が足りない

独学をやめるべき2つ目の理由としては、「アウトプット教材が足りない」ことが考えられます。

公認会計士試験に合格するためには、一定以上のアウトプットをこなす必要があります。

特に計算科目は、アウトプットに取り組んだ分だけ、点数が伸びていきます。

予備校の場合は1時間程度の計算問題が、毎日のカリキュラムに組み込まれていることが多いです。

また、定期的に答練や模試も実施され、十分なアウトプット量と言えます。

一方で独学の場合は、市販されているアウトプット教材だけでは、量が足りない可能性があります。

特に、論文対策用の市販問題集がなく、仮に短答に合格しても圧倒的に論文のアウトプット量が足りず、論部式試験は不合格となってしまうかもしれません。

さらに独学の場合、論文の理論問題について自分で採点することができず、解きっぱなしで終わってしまいやすいです。

以上より、「アウトプット教材が足りない」ため、独学はやめるべきと言えます。

 

3) 質問ができない

独学をやめるべき3つ目の理由としては、「質問ができない」ことが考えられます。

誰にも質問できないことは、独学を考える多くの受験生が、一番悩む点かと思います。

実際に質問するかどうかは別として、「何かあったら質問できる」という状態を作っておくことで、安心して勉強に取り組めます。

また、予備校に通った場合に質問できるのは、わからない箇所だけでなく、例えば勉強スケジュールについても質問することができます。

勉強スケジュールについて客観的な意見をもらえることは、合格する上で非常に大切なことです。

さらに、定期的に講師や予備校スタッフと話すことで、不安を解消することができ、モチベーションを維持することもできます。

(公認会計士試験のモチベーション管理については、「公認会計士試験のモチベーションアップ方法!会計士厳選の6つの方法」も合わせてご確認ください。)

以上より、「質問ができない」ため、独学はやめるべきと言えます。

 

4) 周りを説得できない

独学をやめるべき4つ目の理由としては、「周りを説得できない」ことが考えられます。

公認会計士試験を受験するにあたり、誰しも一人は受験することを報告する相手がいるかと思います。

大学生であれば両親、社会人であればパートナーなどが想定されます。

そして報告した際に、必ずしも背中を押してもらえるとは限りません。

というか多くの場合、「本当に大丈夫?」という反応される可能性があります。

公認会計士の仕事内容を知っている人は少なくても、公認会計士試験がかなりの難関試験であることは、一般的に多くの人が知っているかと思います。

そのため、少なからず周りの人に説明して、場合によっては説得する必要があります。

その際に、「予備校に通ってしっかり勉強するから大丈夫!」と言うのか、「独学でしっかり勉強するから大丈夫!」と言うのかで、周りの人に与える印象は大きく異なります。

そんな難関試験に独学で本当に合格できるの?」といった、さらなる不安を持たれかねません。

以上より、「周りを説得できない」ため、独学はやめるべきと言えます。

★おすすめ公認会計士予備校
公認会計士である筆者が、コストパフォーマンスの観点から、以下の5つの公認会計士予備校を比較してみました。

・大原
・TAC
・東京CPA
・LEC
・クレアール

詳細については「公認会計士の予備校比較ベスト5!会計士がコスパ重視で選んでみた」をご参照ください。

 

3. どうしても独学でやりたいなら

どうしても独学でやりたいなら

独学をすべきでない理由についてお伝えしてきましたが、費用面などからどうしても独学でやりたいと人も、一定数いるかと思います。

そこで以下では、公認会計士試験で独学合格を目指す際の、4つのポイントについて順に解説していきます。

 

1) まずは1科目勉強してみる

独学の1つ目のポイントとしては、「まずは1科目勉強してみる」ことが挙げられます。

これは独学を効率的に進める方法というよりは、まずは本当に独学で勉強できるのか確認するための方法となります。

独学の大変さは、実際に独学で勉強してみないとわかりません。

ただし、独学で最後まで勉強して「やはり独学は自分に合ってなかった。。」と気付くのでは、当然のことながら遅すぎます。

そのため、まずは1科目勉強してみて、本当に独学が可能なのか試してみてください。

東京CPAのテキストであれば、科目ごとに販売されているため、1科目ずつ勉強できます。

もし独学が合わなかった場合は、そのまま東京CPAの公認会計士講座に申し込んで、勉強を継続するのが良いかと思います。

ではどの科目から取り組めばいいのか?というと、はやり公認会計士試験において最も重要な科目である、「財務会計論(簿記)」から取り組むのがおすすめです。

各科目ごとの勉強のポイントについては、「公認会計士試験の科目別ポイントを会計士が解説します!」をご参照ください。

以上より、「まずは1科目勉強してみる」ことは、独学のポイントと言えます。

 

2) 短答に特化する

独学の2つ目のポイントとしては、「短答に特化する」ことが挙げられます。

前述の通り、市販されている論文式試験用のアウトプット教材は、ほとんどないです。

一方で、短答式試験用のアウトプット教材であれば、ある程度市販教材が揃っています。

そのため、独学の場合まずは短答に特化して勉強を進めていき、短答合格後に予備校の論文用の講座を受講するのか?または引き続き独学で勉強するのか?の2択を考えるのがおすすめです。

短答は一問一答形式であり、独学でもある程度は対策が可能となります。

以上より、「短答に特化する」ことは、独学のポイントと言えます。

 

3) 過去問で重要な箇所を把握する

独学の3つ目のポイントとしては、「過去問で重要な箇所を把握する」ことが挙げられます。

膨大な試験範囲を効率よく勉強するためには、試験で出題されそうな重要論点を事前に把握しておく必要があります。

そこでおすすめなのが、過去問を利用する方法です。

過去問にこそ過去の出題傾向が載っており、各科目の重要論点を理解するにはうってつけの教材となります。

もちろん、まだ勉強していない段階であれば過去問を解くことはできませんが、過去問の問題と解答解説を「読む」ことはできます。

数年分の過去問を事前に読んでおけば、その後勉強を進めていく中で、「過去問で見たことある!」という箇所が出てきます。

そして、その箇所の周辺が試験に出やすい重要論点である可能性が高いため、重点的に勉強する必要があります。

過去問を利用した濃淡のある勉強をすることで、効率的に独学を進めていくことができるのです。

以上より、「過去問で重要な箇所を把握する」ことは、独学のポイントと言えます。

 

4) 複数の教材に手を出さない

独学の4つ目のポイントとしては、「複数の教材に手を出さない」ことが挙げられます。

独学の場合、自分で全ての教材を揃える必要があります。

そして、そもそも教材の選択肢自体がほとんどないため、特にアウトプット教材については、可能な限り全ての教材に手を出してしまいがちです。

ただ、複数の教材に中途半端に手を出すくらいであれば、1つの教材を完璧に仕上げた方が、合格できる可能性は高いです。

中途半端な知識をどれだけ積み上げても、試験で合格点をとることはできません。

「問題を解けるレベルの知識」を積み上げていく必要があり、そのためには、1つの教材を何度も何度も繰り返すことが大切となります。

以上より、「複数の教材に手を出さない」ことは、独学のポイントと言えます。

 

4. 終わりに

公認会計士試験を独学で受験する場合のテキストや、独学はやめた方がよい理由について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

予備校を利用した勉強は、非常に金銭的負担が大きいです。

しかし、その分早く合格すれば、将来的には必ず元は取れます。

可能な限り、独学という選択肢は避けましょう。

 

5. まとめ

Point!

◆独学の場合は東京CPAのテキストを使う。
◆独学をやめた方がよい理由。
・どこが重要なのかわからない。
・アウトプット教材が足りない。
・質問できない。
・周りを説得できない。

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