大変なことも多い営業職ですが、仕事をしていると楽しいと感じることも多いものです。
あなたが思う営業が楽しいと感じる瞬間は、どんな時が思い浮かぶでしょうか?
嬉しい事や楽しい気持ちをしっかり感じることは、営業のモチベーションにもなります。
他人が営業で楽しいとい感じるポイントを知れば、自分と違う点もあり、新たな発見にもなるでしょう。
今回は、営業が楽しいと感じる瞬間をお伝えして参ります。
1. 色々な人の価値観に触れられる
2. 仕事を進める上で自由がきく
3. 知識やスキルが数字に反映される
4. 数字が給与に反映される
5. お客様に喜んでもらえる
6. 社会や人生に貢献している実感を得られる
7. 終わりに
8. まとめ
1. 色々な人の価値観に触れられる
企業にもよりますが、営業は他の職種に比べ、多くのお客様に向かい合うお仕事。
営業職に関わる方の多くは、お客様と出会うことの楽しさを感じているのではないでしょうか。
営業の仕事を進める中で、本当に色々な方に出会います。
商品やサービスの選び方はもちろん、決定する際のポイントや、重要視するポイントもお客様によってさまざま。
営業の仕事を通して、その方の価値観に触れる話をすることができるのも、営業の醍醐味です。
まさにこの色々な方の価値観に触れることこそ、営業が楽しいと感じるポイントのひとつ。
なんでそんなところ気にするんだろうとか、頑固に感じるお客様もいるでしょう。
でも、それもお客様自身の大切な価値観なのです。
その価値観を尊重し、営業側としてできることを提供すれば、納得して喜んで貰えることも多くあります。
時にはそんな考え方もあるんだなとか、立派な考え方に感銘をうけることも少なくありません。
相手の価値観に触れて、相手にあわせるだけでなく、自分の価値観をグレードアップさせられる点が、営業の楽しみとも言えるのです。
仮に相手の価値観を理解しなかったり、否定していては、実績も上がらず自己成長も望めません。
まずは相手の価値観を知って、受け入れることが最も大切です。
お客様の価値観を尊重する営業を続ければ、おのずと自分の価値観も深みあるものになるはずです。
いいところや参考になるところを吸収することで、営業としてのキャリアも立派な経歴になります。
楽しみながら多くのお客様に向かいあい、沢山の価値観に触れることこそ、営業の大きな楽しみのひとつといえるでしょう。
2. 仕事を進める上で自由がきく
これも企業によりますが、営業は縛られない自由さもある職種です。
他の職種とは異なり、お客さまとの予定を優先することも多い職種。
アポイントや打ち合わせを基準に予定を組むので、面倒なことを避けられるメリットもあり、自由度が高いことも楽しく感じられます。
例えば長く結論のでない定例の会議や、身にならない社内勉強会など。
そんな時はお客様との予定を入れ込んで、営業活動に時間を費やすことができるのも、営業ならではのメリットです。
デスクワークが嫌いな方なら、早い時間から外回りと伝えて、飛込み営業することも可能。
部長の機嫌が悪い時は、直帰ができるのも営業だけのメリットです。
また、車での営業をする場合は移動も自由で楽しいもの。
営業エリア近くの美味しいものを食べたり、人気スポットを見に行けるのも営業の密かな楽しみですよね。
営業成績が悪い時には、気分転換できる場所に行ったり、一人で社内で知識を積むことだって可能。
営業の自由さを、自己成長の為に使う営業も少なくありません。
自由を楽しむ為には、言うまでもなく実績が必須です。
多くの営業は、実績さえ出ていれば、他の業務は大目に見てもらえることが多いもの。
自由を勝ち取ることを目標に、営業活動に励むことも、営業だけの楽しみと言えます。
何より営業の憧れは、短時間で成果をだして、多くのクライアントに信頼されながら、誰よりも早く帰ること。
まさに実績が伴う自由さこそ、多くの営業の目指すところなのです。
自由だけを楽しめば、社内の立場が苦しくなったり、給与も期待できないものに。
営業ならではの楽しみを、長く深く楽しむ為に、責任と表裏一体の自由ということを自覚しながら、勝ち取った自由を満喫したいものです。
3. 知識やスキルが数字に反映される
多くの営業職は、基本的には数字や実績で実力を判定されるものです。
ノルマとして企業から数字を課されたり、会社によっては営業活動の内容をみてくれず、数字が嫌いになってしまう方も多いはずです。
しかし、逆手にとってみれば、数字さえあがれば実力を認められる場合もあるということ。
数字がすべてではありませんが、ゲームのように楽しむのもお薦めです。
陰でしっかり知識やスキルを勉強していれば、その努力が数字として業績に表れることも多くあります。
知識やスキルの習得が、しっかり数字に表されるのは、他の職種ではありえないこと。
自分の結果が分かりやすいので、うまく活用すれば営業を楽しみながらスキルアップできます。
現在結果がでていない営業の方は、陰で勉強することもお薦めなのです。
4. 数字が給与に反映される
数字が給与に直接反映される点も、営業ならではの楽しみのひとつです。
契約件数が増えるごとに、給与計算をする営業もいるのではないでしょうか。
知識やスキルが実績となって反映されるのと同様、企業によっては給与に反映してもらえ、それがモチベーションにもなります。
件数ごとの給与目安が明確になっていれば、とりあえずはここまで頑張りたいと、個人目標に置きやすくなるメリットもあります。
また、トレンドの商材や早期に普及させたい商材の場合は、給与に大きく反映されるものも。
携帯電話やインターネット回線などの営業の場合は、給与を目的に派遣などで転職しながら、営業する方も少なくありません。
より良い割合で給与反映してくれる企業を探して、スキルや経験を活かして転職していくのも営業としての楽しみ方とも言えます。
その中で気をつけたいのは、人と関わる営業ですので、あまり数字や給与に惑わされ過ぎないことです。
お客様の心に向かい合うことなく、給与や契約件数だけにとらわれると、途端に実績がでなくなります。
実績がでていても、モチベーションが給与だけになれば、長く続けられなくなるもの。
現在実績がでている方は特に、しっかり培った経験やスキルがあるということです。
スランプやモチベーション低下によって、営業の土台を見失わないよう、地に足をつけた営業が大切といえるでしょう。
無理のない範囲で、給与へ反映されることを楽しみに営業することがお薦めです。
(給与以外で営業のモチベーションを上げる方法については、「営業のモチベーションを上げる7つの方法」をご参照ください。)
5. お客様に喜んでもらえる
営業を経験するうちに、本質的な喜びや楽しさを知っていくことができます。
多くの営業は、最初の内はスキルや知識を磨けば、実績に反映されることに楽しさを感じます。
そして、その実績が給与に反映される事にモチベーションを感じ始めるのです。
こうして経験を積んでいく流れになりますが、この辺りで「お客様の喜び」が自分の楽しみになっていない場合は、スランプに陥る場合が多いのも良くみられる現象です。
それは、モチベーションが維持できず、営業自体も表面を繕うだけの薄っぺらいものになりがちだからと言えます。
契約がゴールとなってしまうと、成長もその時点でストップ。
お客様の満足度を深く追求することがなくなりますので、技術やスキルの追及もそこでとまってしまうのです。
逆に、「お客様の喜び」が自分の喜びと気づけた場合はどうでしょうか?
喜んでくれるお客様をみてモチベーションは上がり、より顧客満足度を追求する営業を学び続けるはずです。
そうすることでさらに営業技術も深みあるものになり、お客様との付き合いも深く味わいのあるものになっていくのです。
喜んでくれたお客様は、お客様の周囲にまでその喜びを伝えることもあります。
その為、結果的に数字を意識した対応に比べ、大きく結果を残す場合も少なくないでしょう。
営業最大の楽しみは、お客様の喜びが源になるといっても過言ではありません。
毎日出会う幅広い価値観のお客様が、それぞれ喜びを感じている姿をみれば、少々困難な目標も乗り越えていけるものです。
それは、自分が提案したことで、お客様が喜ぶと実感できるからでもあります。
商材やサービスはもちろん、自分自身にも自信が積上げられますので、提案の説得力も増し、日に日に営業の楽しさが増していくことも期待できます。
営業をする上でこのポイントに気づかず、他の職種へ変わっていく方がいるのも現実です。
より深く営業を楽しみ、成長していく為に、お客様の喜びを意識するのもお薦めの方法です。
6. 社会や人生に貢献している実感を得られる
幅広いお客様と会う中で、価値観をしっかり見極め、深い提案ができると相手の人生や周辺に影響があるのも営業の楽しみ。
どうせ営業を仕事にするのであれば、社会やお客様の人生に貢献している実感を得られることが理想です。
もちろん所属する会社が扱う、商品やサービスが良いものであることも大切。
良いものと感じられないものであれば、お客様にとってより良い利用法を考えることも営業の仕事です。
また、それでもお薦めしたい利用法が無ければ、商品をリニューアルする声を上げるのもまた、営業の仕事なのです。
与えられた商材を言われたまま売るのではなく、お客様に良いものを提供していく姿勢が営業にとって大切なことと言えます。
そうした小さい取組みを丁寧に行なえば、お薦めできるものを素直に伝えることができ、お客様も喜んでくれるサイクルが生まれます。
一生懸命商品やお客様と向き合ったことで、お客様に感動を与え、相手の人生に貢献するものになることも少なくないのです。
自信を持って提供したものが、相手の為になる。
シンプルなことですが、そういった当たり前のことが、営業にとって大きな楽しみとなるのです。
また、商材やサービス範囲の広いものであれば、企業や社会に影響する営業もできます。
自分の提案した商材やサービスが社会に影響を与えれば、より多くの方の生活に影響することができるのです。
しかし、商談の場は決裁者である人間との対話から始まるのです。
まずは向かい合ったお客様一人一人の喜びから。
その気持ちを忘れず営業活動することで、社会や企業に影響する、大きな仕事ができるのも営業ならでは楽しみです。
営業って楽しい、そう感じる瞬間が多くなるほど、ご自身の実績はあがり、営業力は向上すると思います。
お客様に貢献し自分が成長していく為にも、営業が楽しいと感じるポイントをひとつでも多く発見することが大切なのです。
7. 終わりに
今回は、営業を楽しいと感じる瞬間についてご紹介して参りました。
営業をしていると、マンネリがあったり、やる気を無くすこともあるものです。
しかし、営業が楽しいと感じるポイントを覚えておけば、また営業を楽しみ始めることも可能です。
日々の営業活動の中で「あ、楽しいな!」と感じた時は、メモなどをするのもお薦め。
しっかりと「営業は楽しい!」と感じられるよう、意識して営業活動を進めるのも、モチベーション維持にも繋がりますので、多くの営業にお薦めしたい方法です。
8. まとめ
◆仕事を進める上で自由がきく。
◆知識やスキルが数字に反映される。
◆数字が給与に反映される。
◆お客様に喜んでもらえる。
◆社会や人生に貢献している実感を得られる。