自分の裁量で仕事を進められる営業は、気を抜けばサボってしまいがちです。
営業されている皆さんであれば、経験している方も多いのではないでしょうか?
適度な外回り中の息抜きは、集中力の維持には大切な時間ですが、極端なサボりは今すぐやめた方が懸命です。
今回は営業がサボりを今すぐやめるべき理由を、丁寧に解説して参ります。
サボりがちなあなたも、今回の記事で客観的に自分を見つめ直せば、新たな発見があるかもしれません。
1. 営業サボりあるある
とはいえ、自分でスケジュールを組める営業はサボってしまいがちなものです。
外回りの最中のあんなことやこんなこと。
バレなければいいやと、軽い気持ちがサボりへのきっかけになります。
ここでは、そんな営業サボりのあるあるを見ていきたいと思います。
1) 外回り営業のついでにショッピングでサボり
営業での外回りを、特に車で行っている方にありがちなサボりあるあるです。
大型電気店やショッピングセンターを見つけると、ついついショッピングしてしまうものですよね。
普段は興味がないものでも、仕事中だからこそじっくり見入ってしまうものです。
エスカレートしてくれば、仕事の前日に広告をチェックして、特売商品を見に行く人も居るはずです。
ここまでくれば、仕事よりショッピングの準備の方が念入りになってくるもの。
売り切れの心配があるので早めに出勤するようになれば、比較的重症といえます。
また、食品の買い出しや、買い食いしながらのサボりもしてしまうものです。
今日の晩御飯の食材を沢山買い込んで、直帰するのも営業のサボりあるあるでしょう。
確かに帰ってから買い物しなくていいので、非常にお手軽で便利。
タイムセールやチラシを、仕事中に確認しだしたら警告のサインです。
甘いものを買い食いして、太っていく営業もサボっているのが分かりやすい、サボりあるあるといえます。
2) 仕事のあいまに昼寝サボり
営業の仕事に慣れてくると、巡回エリアにも非常に詳しくなってくるもの。
のんびり心休まるお昼寝スポットを見つけると、昼寝でサボってしまうのも定番です。
少し昼寝すると、うるさい上司や難しいお客さんのストレスも解消されるので、癖になる方も多いはずです。
人気のお昼寝スポットだと、会社の仲間にばったり会うことも少なくありません。
エスカレートしてくると、昼寝のつもりが長く寝てしまうこともあるあるです。
昼寝を始めて、気づけば仕事の就業時間が近くなっていたという営業マンも多いもの。
明日はどうせ昼寝ができるからと、前日に遅くまで遊びだしたら昼寝のサボり常習者です。
どんどんエスカレートして、仕事終わりの時間が近づくほど、生き生きしてくるんですよね。
また、巡回途中のネットカフェに昼寝目的で行きだしたら、サボり中毒の始まりです。
始めは昼寝だけだったはずが、ネットサーフィンをはじめ、漫画を読みだしたら抜け出せないことは、営業サボりのあるあるでしょう。
特に暑い夏の日や、寒い日の外回りにサボりがちになってしまいますよね。
ご安心ください、これも営業サボりのあるあるなのです。
3) 携帯を使った営業サボり
外回り中の公園や社用車の中で、携帯遊びをしだすと止まらないものです。
携帯ゲームやネットサーフィン、ショッピングから動画視聴までできるので、自宅のような感覚になってしまいますよね。
街歩きの携帯ゲームをしながら、ふらふら歩いている外回り営業マンもかなり見かけるようになりました。
意外と会社の上司も携帯ゲームにハマっていたりして、話題にもなるからやめられません。
そのうち、これも上司と話をあわせる仕事のうちだと思い始めると、立派な言い訳ができてさらにやめられません。
そうなれば、得点ランキングに上司と一緒に並ぶことがないように、注意が必要です。
また、お気に入りの映画やテレビを視聴しだしたら、営業サボりの注意信号。
外回り中に観れるからと、普段映画やテレビを観なくなる方も少なくありません。
仕事中に自由な時間を過ごしている感覚が、サボりをエスカレートさせるのかもしれませんね。
最中的には、リラックスした気分になって、仕事のストレスどころか、やる気もどこかへ行ってしまいます。
いつの間にかやる気が無くなってくると、転職を考え出す営業もでてきます。
転職サイトを閲覧して、転職活動に没頭しだす方も多いのではないでしょうか。
リラックスしている時だから、あんな仕事してみたかったなんて記憶を思い出すもの。
サボっているのに、キャリアアップを目指して転職活動しているのは、本末転倒ともいえる営業あるある。
自由に働かせて貰っている会社への恩も忘れ、いつの間にかサボってしまうのが営業マンのあるあるなのです。
その他、サボり以外の営業あるあるについては「営業あるある10選!あなたはどれに共感できる??」も合わせてご確認ください。
2. 営業はサボりを今すぐやめるべき5つの理由
営業のサボりあるあるは、見ているだけでも面白いですね。
しかし、サボりは今すぐやめた方が良いです。
それは、当たり前の理由だけではない、社会人の今後にも関わる影響が潜んでいるから。
ここからは、なかなかやめられない営業のサボりを、今すぐやめるべき理由を5つに絞ってご紹介していきます。
1) サボり癖がついてしまう
営業がサボりを今すぐやめるべき理由の1つめは、サボり癖が付いてしまうことです。
日常的に営業のルーティーンにサボり時間が入ると、なかなか習慣は変えられないもの。
サボり癖が一度ついてしまえば、モチベーションの高い営業マンに戻るのは結構大変なのです。
大変な理由は、集中力が続かなくなってしまうこと。
営業にとって下調べや準備は、仕事の成果を出していくために重要な仕事です。
多くのクライアントの情報を調べ、相性の良いサービスや商品についてもしっかり知っておく必要があります。
しかし、サボり癖によって集中力を失ってしまうと、作業が煩雑になったり、誤って覚えることも少なくありません。
書類を開いたら面倒になって、いつものサボり癖で携帯を触るようになれば、準備もなかなか進まないものです。
集中できないまま進める作業は、脳にも負担がかかるので、非常に作業負担を感じるものになるでしょう。
まさに営業のサボり癖は、生活習慣の癖ともいえます。
直すためにはコツコツ集中する時間を伸ばしていく必要があり、根気強く取り組む事が大切。
サボり癖がつけばつくほど、集中力を取り戻すのには時間がかかるため、今すぐやめた方が良いといえるでしょう。
(営業のモチベーションを上げる方法については「営業のモチベーションを上げる7つの方法」をご参照ください。)
2) 会社にばれたら大変
営業がサボりを今すぐやめるべき理由の2つめは、会社にばれたら大変だからです。
外回りの時間が長かったり、多くの裁量を任される営業勤務の場合は、会社への所属意識が薄れてしまいがちです。
冷静になれば分かることですが、サボりがエスカレートすれば、公私の境が曖昧になる人が多いのが現実といえます。
会社はあなたの勤務に対し、毎日給与を支払い、福利厚生を整え、賞与まで支給してくれています。
まずは最低限の義務を会社に対して果たすことが大切となります。
そのため、営業でのサボりが発覚した場合は、それなりの報いを受けることに。
優しい上司なら、説教や叱咤を受けて終わりになりますが、厳しい企業や上司の場合はそうはいきません。
大きく業務評価が下がることはもちろん、勤務部署の検討が行われる場合もあるでしょう。
また、サボりの内容によっては、横領や懲戒となっても不思議ではないのです。
これからの長い会社生活で、サボり営業のレッテルを貼られたまま働くのは、非常に苦痛にもなります。
成果が出てもズルしていると思われたり、良いことを言っても説得力が無くなるのは、仕事にとって致命的ともいえます。
そうならないためにも自分の営業活動を振り返って、早めに営業のサボり癖を改めた方がよいといえます。
3) ライバルに差をつけられる
営業がサボリをやめた方が良い理由として代表的なものが、知らず知らずライバルに差をつけられることです。
自分がサボっている間も、同世代や同業のライバルはお客様と向き合い、成長し続けているもの。
実績で差をつけられる頃には、経験やスキルの差は大きくついているかもしれません。
まさにうさぎとかめの童話のように、自分の力を過信してゆったり過ごしているうちに、ライバルに抜きさられてしまうのです。
同じ会社のライバルならば、実績や雰囲気で差をつけられたことに気づけるもの。
ところが、自社だけでなく各地で働くビジネスパーソンも、今後の社会人としてのライバルでもあります。
会社や組織が違えば、差をつけられたことにすら気づけない場合もあるんです。
そんな営業に限って、他者との交流会や転職の際に、自分の実力に初めて気づいてやる気を失うものです。
交流会や転職はむしろ、新たな発想やモチベーションを喚起させるシーンです。
大切な場になって自分の実力の無さに気づく前に、営業のサボりは今すぐやめた方が懸命だといえるでしょう。
若いころの差は、実績で差をつけられても、意外と取り戻せるもの。
しかし、自分の力を過信しすぎると、ちょっとした外周りでのサボりが、長く続くサボり癖になってしまうことも少なくありません。
サボり癖がついてしまうと、自分では全力で頑張っているつもりが、他者と比べて全く成果が上がってない状況になることも。
自分の仕事において、バロメーターが分からくなるのもこわいものです。
若いうちに身に付いたサボり癖によって、少しずつ差をつけられ、同期の部下になった時に気づくこともあるでしょう。
もちろんライバルに勝つことが全てではありませんが、少しのサボりから、後々大変働きにくい環境を招いてしまうこともあります。
先々のことを想像しても分かるように、営業でのサボりはいち早く卒業し、コツコツ成長の歩みをすすめることがおススメといえます。
4) サボりによって、信用を失ってしまう
営業がサボりをやめた方がいい4つ目の理由としては、自分に関わる人々の信頼を失うことが挙げられます。
良くサボり癖がついている営業は、バレ無ければいいといいますが、まさにそれが信用を失うきっかけになります。
まずサボりは、給与を支払い、自分を育てサポートしてくれる会社を裏切る行為といえます。
企業はあなたの仕事ぶりや頑張り、将来性に給与を支払っている訳であり、社用車で昼寝している営業に支払っているものではありません。
直接的に関わる上司や同僚は、あなたの顔つきや雰囲気で、サボりを感じ取ることも少なくないはず。
真面目に働いているとアピールする程、上司や同僚の期待を裏切ることにもなります。
そして、バレなければ良いという弱い気持ちが、知らず知らずのうちに、信用を失うきっかけとなります。
また、直接指摘を受けることは少ないですが、お客様にサボりがバレれば、クライアントの信頼を失う場合もあります。
営業の場合は、商品やサービスを購入して貰うのが仕事。
しかし、多くのお客様は営業の信頼性や頑張りを見ているものです。
お客様は、商品やサービスはもちろん、営業の人間性も加味して購入しているのです。
担当営業がサボっている姿を見たお客様は、一体どんな気分になるのでしょうか。
言うまでもなくお客様は、営業に対してがっかりし、信頼を失うことになるのではないでしょうか。
企業で担当するお客様は、ご自身で新規開拓したお客様であっても、会社のお客様です。
今までの仕事で関わったお客様でも、これまで多くの先輩方が大切に関係を気づいてきたお客様。
大切なお客様の信頼を、少しの弱いサボりの気持ちが壊してしまうこともあるのです。
ビジネスパーソンとして一番大変なのは、信頼を失うことかもしれません。
信頼を失ってしまえば、話を聞いてもらうどころか、相手にして貰えることも難しくなります。
伝えたい言葉や姿勢が伝わらないことは、営業としてだけではなく、人間的にもとても辛いものです。
一度失った信頼は、取り戻すのは非常に大変。
周囲への感謝を忘れず、営業でのサボりをスグにやめることが、生き生きと働ける未来へと繋がります。
周囲の信頼を失う前に、営業でのサボりを卒業することをおススメします。
5) 自分に自信を持てなくなる
営業がサボりを今すぐやめるべき最大の理由は、自分に自信を持てなくなるからです。
バレなければいいという気持ちは、思っていても気づかないもの。
気づかないままいる営業は、サボり続けてしまうものです。
しかし、バレなければいいという気持ちが、自分の弱い気持ちだと気づいた営業は、サボりをやめることができるのです。
つまり、自分の気持ちや自分が行っていることは、自分はいつも見ていて、全てを知っているということです。
どれだけバレずに営業中サボっても、自分だけは動画をみて、昼寝したことを知っているのです。
どれだけ周囲に頑張っている自分をアピールし、上司が嘘の報告を信じてくれたとしても、嘘をついてサボっている自分を、自分だけは知っているのです。
客観的に自分をみた時に、自分の弱さや誠実でない行動から、自分に信頼を置けなくなるのが一番こわいことです。
他人から信用を失うことと同様、自分自身の信頼は、なかなか取り戻すことができないものです。
自信を失えば、自然と堂々とした振る舞いができず、こそこそした人格になる場合もあります。
そして、はっきりと誠実に言葉を伝えることもできなくなり、お客様に想いを伝えられなくなってしまいます。
今回の記事を読んでくれている営業の人達は、サボっている自分が弱いと気づいている方だと思います。
自分の弱い部分を認め改めることは、自分の自信に繋がること。
営業中サボってしまう癖に気づいている方は、今すぐサボりをやめることで、自信を持った自分を早く取り戻すことができます。
今までも、そしてこれからも付き合っていく自分の信頼は、最も大切なことの1つ。
自分に信頼を置ける営業こそが、お客様の信頼を多く集めることができるともいえるでしょう。
(もし今の時点で営業はもう無理だ。。と思っている人は「営業はもう無理!と思ったら考えるべき5つのこと」をご確認ください。)
3. 終わりに
今回は営業に良くみられる、サボりについてご紹介して参りました。
営業経験のある方にとっては、本当にあるあるの内容だったのではないでしょうか?
営業の仕事は、企業を支えてお客様をサポートする、負担の大きな仕事です。
大変な時は、サボりたくなる気持ちもみんなあるものです。
しかし、長く気持ち良く働いていくためには、サボりとの付合い方も肝心。
サボり癖がついてしまうと、多くのモノを失ってしまうことは、いうまでもありません。
サボりの自覚がある方は、成長の余地がある営業です。
今回の記事を参考にして頂いて、営業のサボりを卒業し、進化した営業マンへの第一歩を踏み出してください。
4. まとめ
◆営業途中のネットカフェに昼寝目的で行きだしたら、サボり中毒の始まり。
◆外回り中の公園や社用車の中で、携帯遊びをしだすと止まらないサボりあるある。
◆サボり癖がつけば、集中力を失い、モチベーションの高い営業マンに戻るのは結構大変。
◆会社に報いることは立派だが、まずは最低限の義務を果たすことが大切。
◆サボりによって、知らず知らずライバルに差をつけられることがある。
◆サボりによってビジネスパーソンとして一番大切な、信頼を失うこともある。
◆サボりで失った自分自身の信頼は、なかなか取り戻すことができない。