自営業のメンタルケアのコツ6選!

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自営業はメンタルをやられやすいです。

、、、えっ?と思われたかもしれません。

特に、これから自営業を目指そうとする人は、不安を感じたことでしょう。

ただ、メンタルケアのコツを事前にしっかりと頭にいれておけば、恐れることはありません。

私は昔から「メンタル強いね!」と言われてきましたが、決して先天的にメンタルが強いわけではありません。

ちょっとしたコツを日々の生活に取り入れることで、メンタルケアをしてきた結果、周りからメンタルが強い人と思われるようになりました。

そこで今回は、前半で自営業がメンタルをやられやすいと言われる理由についてお伝えした上で、後半で私の経験も踏まえながら、メンタルケアのコツについてお伝えしていきます。

正しいメンタルケアのコツを押さえて、自営業に対する不安を軽減していきましょう。

【筆者の情報】
・公認会計士のマツタロウ
・大手監査法人→経理部に出向
 →教育×ITベンチャー→自営業

 

 

1. 自営業はメンタルをやられやすい?

自営業はメンタルをやられやすい?

1) 自営業は孤独

会社員であれば嫌な人間関係もありますが、基本的には同僚のおかげで孤独になることはありません。

一方で自営業の場合は、一人で黙々と作業をするため、孤独になりやすいです。

また、自営業は1日の時間の使い方が自由なので、無駄に考えてしまう時間多くなり、不安な気持ちがどんどん大きくなってしまいます。

その結果として、メンタルをやられてしまうケースがあります。

 

2) 自営業は成果が出にくい

自営業は、なかなか成果が出にくいです。

そのため、自営業として独立したら、始めはとにかく成果を追い求めた方がいいです。

どんなに頑張っても成果が出ていないと、「頑張っているように見えない」と周りから思われます。

反対に、頑張っていなくても成果が出ていれば、驚くほど周りから何も言われません。

成果も出ず、頑張りも評価されなければ、精神的にかなりきつくなります。

その結果として、メンタルをやられてしまうケースがあります。

 

3) 真面目な人ほど危ない

真面目な人は、良くも悪くも一つ一つの失敗を正面から受け止めて、原因を探り改善しようとします。

ただ、自営業として働いていると、自分の力ではどうしようもない挫折も経験します。

本来は「仕方ない」と割り切ればいいのですが、真面目な人ほど馬鹿正直に失敗を受け止めようとして、メンタルをやられてしまうケースがあります。

 

4) 事前に対策を知っておく

以上のようなメンタルをやられてしまうケースは、誰にでも起こりえます。

そのため、自分は打たれ強いから精神的にやられることはない、と思っているほど実は危ないです。

逆に、自分は危険かもしれないと思っている人ほど、危険を回避するための行動を事前にとっています。

自分も例外ではなく、誰にでも起こりえると覚えておきましょう。

具体的な事前策としては、「向き・不向きを知っておく」と「メンタルケアのコツを知っておく」ことが考えられます。

 

① 向き・不向きを知っておく

そもそも自分が自営業に向いていないのに、無理に自営業になると、メンタルをやられてしまう可能性が高いです。

そのため、自営業に対する向き・不向きを事前に知っておくことが、メンタルをやられないための対策になります。

自営業に向いていない人の特徴としては、以下が挙げられます。

・行動するより計画を立てる方が好き。
・物事のマイナス面に目が行きがち。
・勝負できる得意分野がない。
・成し遂げたいことがあるわけではない。
・個人より組織で仕事をする方が好き。
・リフレッシュするのが下手。
・失敗の原因を他人に求めてしまう。
・実名、顔写真の公開に抵抗がある。
・運が悪いと思い込んでいる。

詳細については、「自営業に向いてる人・向いてない人の特徴とは?」をご参照ください。

 

② メンタルケアのコツを知っておく

本記事の本題ですが、メンタルをやられないようにするためには、事前にメンタルケアのコツを押さえておくのが効果的です。

メンタルをやられかけている時に、メンタルケアのコツを学ぼうとするのは、時すでに遅しとなっている可能性が高いです。

そのため、事前に頭に入れておく必要があります。

次項で具体的なメンタルケアのコツについて、6つ解説していきます。

 

2. 自営業のメンタルケアのコツ6選!

自営業のメンタルケアのコツ6選!

1) できたことをリスト化する

1つ目の自営業のメンタルケアのコツは、「できたことをリスト化する」ことです。

人というのは脳の特性上、「できたこと」よりも「できなかったこと」に、「成功」よりも「失敗」に目が行きがちです。

できなかったことばかりに目を向けていると、「自分はなんてダメなんだ。。。」とへこんでしまい、メンタルをやられしまう可能性があります。

そうならないためにも、「できたこと」をリスト化して、自分自身で自分の頑張りを認め、自己肯定感を高める方法がおすすめです。

タスクリストの場合は、完了したタスクはリストから消えるため、未完了のタスク、つまりは「まだできていない」タスクばかりを目にすることとなります。

一方で、「できたこと」のリストの場合は、完了したタスクばかりを目にすることができ、しかも、毎日その量は積みあがっていくため、自信につながります。

ただ、リスト化自体に時間をかけるのはもったいないので、毎日3つ程度を目安にリスト化してみてください。

何を持って「できた」とするかの基準としては、以下の3つを参考にしてみてください。

・主観的でかまわないので、自分自身が「できた」と思ったこと。
・他人から評価されたこと。
・事前に設定した数値目標を達成できたこと。

毎日の振り返りとは別に、1週間に1度程度、1週間分のできたことリストを眺めるのもおすすめです。

自分が積み上げてきたものを、視覚的に認識することができ、それが大きな自信となっていきます。

以上より、「できたことをリスト化する」ことは、自営業のメンタルケアのコツと言えます。

 

2) 人に話してみる

2つ目の自営業のメンタルケアのコツは、「人に話してみる」ことです。

感覚的には、人に話すことで不安が和らぐというのは、理解しやすいかと思います。

では、なぜ人に話すだけで、不安は和らいでいくのでしょうか?

これは、人に話して自分の考えが受け入れられることで、脳内でエンドルフィンという幸せホルモンが生成されるためと考えられています。

また、不安になっている時は、脳内を「不安だ、、」という「記憶」が支配しており、冷静に「思考」するために使える脳の容量が少なくなっています。

そのため、人に話すことで不安な記憶を外部に吐き出すことができ、冷静に思考することができるようになるため、不安が和らぐと考えられています。

いずれにしろ、以下の2つのポイントを押さえる必要があります。

・相手に意見を求めない。
・共感してくれそうな相手に話す。

あくまで自分の意見を受け入れてもらうことが大切なので、相手に議論を求めてはいけませんし、議論になりそうな相手を選んでもいけません。

以上より、「人に話してみる」ことは、自営業のメンタルケアのコツと言えます。

★話すことは自分で気付くきっかけになる!?
監査法人時代に、よく私に相談しにくる同期がいました。
と言っても、私よりもはるかに知識がある人なので、その人の質問にまともに答えられる機会は少なかったです。

では意味がなかったのか?と言うと、その人はいつも話の途中で自己解決して、自分で結論にたどり着いていました。
人に話すというアウトプットをするために、頭の中で自分の思考が整理され、その結果として自分自身で答えにたどり着けることは多々あります。

話すことは、自分自身で答えに気付くきっかけになるのです。
(筆者の経歴については、「公認会計士のキャリア:監査法人⇒ベンチャー⇒自営業の私の経験談!」をご参照ください。)

 

3) 気になることを書き出す

3つ目の自営業のメンタルケアのコツは、「気になることを書き出す」ことです。

基本的な原理は先ほどお伝えした「人に話してみる」と同様となります。

人は自分の感情を抑え込もうとした場合に、強いストレスを感じます。

であれば、いっそのこと気になっていることを全て紙に書き出して、吐き出してみてください。

人に話す場合は、大なり小なり相手との関係性があるため、吐き出す内容に影響を与えてしまいます。

一方で紙に書き出す方法であれば、誰に遠慮するわけでもないので、素直な気持ちを吐き出すことができます。

また、紙に書きだすことで、文字情報として自分の気持ちを客観的に見ることができ、冷静になることができます。

また、自分と同じ立場の人、つまりは自営業の人達のブログや体験談を読んで、どのような点でつまづいているのか知ることで、「誰にでも起こりえることなんだな。」と自分の気持ちを整理することができます。

他の人が文字情報として吐き出した不安であれば、より冷静に見ることができます。

自営業の大変あるある6選!」なども参考にしながら、他の人の不安で共感できる部分を探しみるのも1つの方法です。

以上より、「気になることを書き出す」ことは、自営業のメンタルケアのコツと言えます。

 

4) 専門家を利用する

4つ目の自営業のメンタルケアのコツは、「専門家を利用する」ことです。

ヘタに自分で考え込む前に、メンタルケアの専門家に相談してみるのも1つの方向性です。

ぱっと見でわかる肉体的な不調については専門家を利用する人も多いですが、精神的な不調については「何とかなるだろう」と高をくくって、自己解決しようとする人が非常に多いです。

ただ注意してほしいのは、肉体が弱っている人の場合は思考は正常なので冷静に対応できますが、精神が弱っている人の場合は思考が正常でない可能性があり、そもそも自分では冷静に対応できない可能性があります。

そのため、専門家の客観的な意見を求めることも大切となります。

専門家の例としては、以下が考えられます。

・心理カウンセラー
・メンタルケア心理士
・メンタルケアカウンセラー
・NLPプラクティショナー

専門家を利用することのメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。

・メンタルケアについて体系的な知識を持っており、安心できる。
・日々多くのメンタルケアを行っており、経験に基づいたアドバイスをくれる。
・自営業として活動している人も多く、同じ自営業の辛さを理解してくれる。

反対に、専門家を利用するデメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。

・お金がかかる。(医療保険の対象外)
・カウンセラーとの相性が悪いと、トラウマになる可能性がある。

以上より、「専門家を利用する」ことは、自営業のメンタルケアのコツと言えます。

 

5) 好きなことをする

5つ目の自営業のメンタルケアのコツは、「好きなことをする」ことです。

好きな音楽を聴く、映画を見る、漫画を見る、スポーツをするなど、自分の好きなことに熱中していると、不安な気持ちが吹き飛んだという経験が、誰しも一度はあるのではないでしょうか?

これは、好きなことに熱中している時は、脳内でドーパミンというやる気成分が生成され、ストレスを忘れさせてくれるためと考えられています。

仕事で不安を感じている時は、思い切って仕事はいったん止めて、息抜きに好きなことを思う存分やる一日を作ることで、不安を解消できるかもしれません。

また、ドーパミンはドキドキすることで分泌されるため、経験したことのないことや非日常の体験に挑戦してみるのも、1つの方法です。

例えば、以下のようなことが考えられます。

・行ったことがない場所に旅行する。
・高級レストランで食事をしてみる。
・ディズニーランドやUSJなどの、テーマパークに行ってみる。
・交流会などに参加して、初対面の人と話してみる。

余談ですが、旅行は本当に行かなくても、行くつもりで計画を立てるだけで、非日常の経験をすることができます。

以上より、「好きなことをする」ことは、自営業のメンタルケアのコツと言えます。

★もし勉強が好きなのであれば、、
かなり稀なケースかもしれませんが、勉強すること自体が好きな人もいるかと思います。
そんな人には、どうせなら自営業に役立つ勉強をしてみることをおすすめします。

具体的には、以下の3つの資格の勉強がおすすめとなります。

・ビジネス会計検定
・簿記検定
・FP技能検定

*詳細は、「自営業に役立つ資格とは?ビジネス会計検定・簿記・FP」をご確認ください。

資格の勉強は合格という成功体験を手軽に積むことができ、自信をつけることができるため、勉強自体が好きでない人も、ぜひ挑戦してみてください。

 

6) 良質な睡眠・運動・食事

6つ目の自営業のメンタルケアのコツは、「良質な睡眠・運動・食事」です。

精神が肉体を凌駕すると言いますが、その逆で、肉体が精神を凌駕することもあります。

しっかりとした睡眠をとることで、精神を安定させることができます。

筋トレやランニングなど、毎日肉体を鍛えれば、強い精神を作ることができます。

栄養バランスの整った食事をとることで、精神を整えることができます。

精神的にきつい時は、ぜひ肉体に頼ってください。

また、笑顔でいることも、おすすめの方法となります。

楽しくなくてもとりあえず笑顔を作れば、自然と精神的に楽になることがあります。

「睡眠・運動・食事」を整えることや笑顔を作ることは、基本中の基本ですが、最も大切なこととも言えますので、ぜひ今日から取り組んでみてください。

以上より、「良質な睡眠・運動・食事」は、自営業のメンタルケアのコツと言えます。

 

3. 終わりに

自営業のメンタルケアのコツについてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか?

事前にメンタルケアのコツを押さえておけば、メンタル面で怯えることなく勝負することができます。

困難なことが多い自営業ですが、しっかりと対策をとって、着実に成果を積み重ねていきましょう。

 

4. まとめ

Point! ◆できたことリストを作る。
◆人に話すことで不安を吐き出す。
◆気になることを紙に書き出す。
◆メンタルケアの専門家を利用する。
◆非日常の体験をしてドーパミンを生成する。
◆睡眠・運動・食事を整える。

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